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中卒社長の会 平成5年11月に発足。現在30数人の社長たちの親睦団体として活動している。
事務局長はアンデルセン高等学院(昭和62年設立)の中川清。 活動内容は中卒の子供たちの就業や勉学のサポート。定期的に会合をもち会を 運営している。なお、アンデルセン高等学院は神奈川県を中心に数校開設されている。
中卒社長の会 著 発売日1995.05.09 ISBN 4-89295-055-6 C0036 46上製・224頁・定価 1708円(本体 1553円)
自ら陣頭指揮してロマンにかける
★又吉陽子(「ヨーコアンドカンパニー」経営)
父母に先立たれ、自ら病魔と闘う日々
不動産屋の一言が人生を変えた
「家にいて一億円稼げる仕事はないかしら…」
ロマンを語り人を動かす
トラブルも前向きに考えて
「これからは、地域社会へ貢献したい」
五年ごとに立てた人生計画
★平野 勉(「関東建設工業株式会社」経営)
一言のアドバイスが人生を変える
社長になる条件
「必ず女房を幸せにしてみせる」
「努力を続ければ運も開く」
誠心誠意でオイルショックを乗りきる
会社経営は人・物・金のバランスが大事
人にはそれぞれ素晴らしい能力がある
社員の生きがいを育てる
金儲けは一人ではできない
絶えず目標を定めて生きよ
「どうせ歩くなら原野を歩きたい」
★山崎義次(株式会社「ヤマギ」経営)
私を勉強嫌いにした担任教師
修業時代に出会った人々
山の好きな人間を採用する
「鳴くまで待とうホトトギス」
「時代」を読んで二十六歳で独立
親が育てた「四分六人間
職人は腕で勝負する
★櫻井みつる(鮮魚居酒屋「まん太郎」・魚商「魚満」)
職人の世界は中卒が有利だ
二十三歳でフランス料理店を持つが
屋台を出して資金稼ぎ
「素晴らしい未来」を信じればこそ
職人としてのプライドを保つ
最高の魚を求めて浜巡り
自分のビジョンを持て
素晴らしき人々との出会い
★青山四郎(カットサロン「エジンバラ」経営)
父親の死で断念した絵かきになる夢
子守ばかりさせられた修業時代
「もう逃げるしかない」
師匠の人柄に惹かれ―
自分の店を持つ
真心を胸に人とふれあう
夢を実現させなきゃ人生つまらない
★藤谷昌宏(株式会社「フジタニ」経営)
代々床屋の家に生まれ―
目の障害で進学をあきらめる
人生の転機となった結婚
レストラン経営にも乗り出す
思ったことは必ず実現できる!
人はみな「百点」のものを持っている
「偏差値教育というのは悲しいね…」
みごとに成就させた十五の誓い
★山岸英明(「がんこ茶家」経営)
「オレは、絶対高校へ行かない!」
「小僧さん」としてのスタート
懸命に働く日々
新茶を持って老人ホームを慰問
ついに達成した十五のときの夢
数社からの好条件での引抜きを拒否
倒産寸前の会社を一年で再建
「山岸専務、感謝と誇りと夢をありがとう」
「壁が高ければ高いほど意欲がわく!」
一国一城の主になった「暴れん坊」
★吉野繁松(株式会社「吉野屋」経営)
一家の大黒柱・長男が病に倒れ
十九ではじめて店を持つ
ギターを抱いた渡り鳥
逆境を救った「男気」
「職人」を捨て「経営者」になる
「昨今、情けのない人が多いね…」
「中卒の子たちをバックアップしていきたい」
読者の声
子供たちの支援のあり方を真剣に考えなければいけない (奈良県 男性教員 才)
私は小学校の教師を20年しています。この「学歴だけが人生じゃない!」を読み感動しました。今日の日本のマスコミではほとんど取り上げられてはいませんが、中卒・高校中退(不登校も含めて)の子供たちの社会的自立(就職して働く)は大きな社会問題です。子供たちの支援のあり方を真剣に考えなければなりません。