それは、まさに“地獄”――
日豪両軍兵士が語る、70年目の真実。
上陸作戦を専門とする大本営直轄“南海支隊”がたどった、激戦地ニューギニアを貫く飢餓と絶望の道――。
生還率わずか数パーセント。圧倒的な物量で迫る米豪連合軍を徹底的に苦しめ、米国公刊戦史をして「世界最強の抵抗」と言わしめた、大本営直轄の精鋭部隊・南海支隊。
だが、生き残った者たちは、戦後もその凄まじい記憶を引きずりながら、長らく沈黙を続けた。
今回その口から語られた、彼らの激烈な戦いぶり、窮地における究極の「生きざま」と「死にざま」は、今を生きる多くの日本人に、勇気、感動、そして大いなる「誇り」を思い出させてくれるに違いない。
豪州の映画祭で最優秀作品賞に輝いたドキュメンタリー番組『Beyond Kokoda』の制作陣が、日豪両軍の元兵士に取材を敢行し、スタンレー山脈ココダ街道からブナ・ゴナの死闘に至る壮絶な戦いのすべてを、今ここに描き尽くす。
これまでにない“新たな視点”で綴られるポートモレスビー作戦、その全貌とは――
ココダ街道と周辺地域
上陸する海軍特別陸戦隊
ココダ街道を進撃する南海支隊
山砲を担いでココダ街道を進軍する日本兵