新装改定版・ごみを拾う犬もも子

中野 英明 作 2015.12.10 発行
ISBN 978-4-8024-0010-7 C8093 A5並製 128ページ 定価 1540円(本体 1400円)


内容紹介

新装改定版・ごみを拾う犬もも子

岩手県の紫波町は県の中央に位置し、盛岡市の南隣にあります。
東側に北上高地、西側に奥羽山脈がそびえ、町を南北に北上川が貫き、自然豊かな町です。
その町に蟠龍寺というお寺がありました。
蟠龍寺の住職さんは、登山中にごみを拾う青年と出会い、犬の散歩をしながら、ていねいにごみを拾う活動を始めました。
住職さんにはもも子という犬がいました。
もも子はごみを拾う住職さんの姿をそばで見ているうちに、みずからごみを拾うようになりました。
毎日、川に入ってごみを拾っていると、ときには川に流されたり、捨てられた子犬のなきがらを拾うこともありました。
もも子のその愛くるしい姿や、懸命に川に流れてくるごみを拾ってくる姿は、次第に話題となり、やがて町から市、県から全国へと広まっていきます。
テレビや新聞などにも多く取り上げられ、岩手県内初となる「ごみポイ捨て禁止条例」が制定され、県のポスターのモデルにも採用されました。
住職さんともも子は、ごみ拾い活動のほかにも、養護施設や少年院、老人ホームへふれあい活動に行き、犬と人とのふれあいの中で、心のケアも行っていました。

本書は、同タイトル「ごみを拾う犬もも子」(ハート出版)に、新たなエピソードとかわいいもも子の写真をたくさん入れたオールカラー新装版です。


目次


1 プロローグ

2 もも子との散歩

3 もも子 ごみを拾う

4 もも子 人の心をいやす

5 エピローグ





 

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