トランプ大統領の当選によって、ここ日本でも、「アメリカ国内では何かが根本的におかしくなっている」ということが分かってきました。
しかし、アメリカのマスメディアが声高に言う、トランプ大統領は最悪で、アメリカの全ての問題の原因であるというような主張をそのまま信じることは間違いです。
そうではなく、原因はもっと深く、長い時間をかけて進化してきました。基本的に、問題の原因は、アメリカの企業と左派なのです。
特に、アメリカの教育は左派に乗っ取られています。ポリティカル・コレクトネスはアメリカで一般的な運動となり、ある人の発言が誰かを不快にさせたという理由で仕事まで失ってしまう可能性があるほど、社会に浸透しています。中には、その人が自殺に追い込まれるまで、いじめられたケースもあります。
ここまでの数十年間で、アメリカの大学教育は、ほとんどが急進的な左派に支配されてしまいました。
ポリティカル・コレクトネスは嫌悪(ヘイト)の哲学です。始めは、あたかも良い提案のように聞こえ、平等化を進める効果もありましたが、本当の目的は、アメリカの社会を崩壊させることです。
アメリカにおけるポリティカル・コレクトネス運動は、かつての中国共産党が行った文化大革命に似ています。
こうした左派による指導で、民族関係、特に白人と黒人の関係は、ひどく悪化しています。大学によっては、現在、黒人のみの卒業式を行っているところもあるくらいです。
本書では、奴隷制度についても説明をし、それらが今までどのようにしてアメリカ社会における黒人の地位を向上させてきたのか、そして、現在の左派がそれをどのように利用して、黒人・白人の分離主義を遂行しているかを書いています。
このアメリカの内戦は、日本にも大きな影響を与えます。アメリカと日本のつながりは深く、多岐にわたります。この本の終わりの方では、国内の混乱で悪魔に取りつかれたようになっているアメリカに対して、日本が対応するための方法、そして私からの提案を書いています。
日本は今こそ、今後やってくる、アメリカの影響力が非常に弱くなる世界に対する準備を始めるべきです。
日本人は一生懸命に働き、知識も豊かで、革新的な国民です。私は、日本人にはこの嵐を乗りきることができると、確信を持っています。
マックス・フォン・シュラー
はじめに
Chapter 1 2nd Civil War:The Battle for America
アメリカで二度目の内戦が始まる
マスメディアによる偏向報道
アメリカ国内で広がる格差
ディープ・ステートとグローバリスト
Chapter 2 The true roots of Political Correctness
ポリティカル・コレクトネスの本当のルーツ
国を破壊するポリティカル・コレクトネス
マルクス主義とポリティカル・コレクトネス
アメリカは本当に自由の国なのか
軍人の妻を狙う共産党スパイたち
独立宣言を都合よく解釈する人たち
フェミニストたちの間違った男女平等
左派に利用される性的マイノリティ
ベトナム反戦運動とアメリカ共産党
ポリティカル・コレクトネスの暴走
「文化の盗用」に対する過剰な反応
黒人問題とポリティカル・コレクトネス
南北戦争を否定する過激な黒人グループ
日本の歴史問題に無関心なアメリカ人
クリントンを告発して殺されたスタッフ
まともな金銭感覚を持たない人たち
ヘイトが蔓延する危険な社会
恐るべきフェミニスト集団
アメリカが日本を戦争に引きずり込んだ理由
Chapter 3 America the ignorant
無知なアメリカ
崩壊するアメリカの教育システム
フェミニストによる歴史教育への介入
クスリづけにされる子供たち
あまりにも敏感な学生
自尊心ばかりを持ち上げる教育
大人だけど幼稚な人々
日本に暮らすワガママな外国人
キリスト教原理主義とは何か
Chapter 4 The problem of race in America
アメリカの人種問題
アメリカの奴隷とローマ帝国の奴隷
アメリカに「強制連行」されてきた黒人
分断される白人社会と黒人社会
軍隊では、人種の統合が成功した
差別に対して敏感すぎる黒人たち
分断国家アメリカの現実
Chapter 5 Anti Trump and pro Trump forces
トランプ大統領に対する反対派と賛成派
反対派
メディアが報道しない黒人犯罪
南北戦争に関する記念碑の破壊
甘やかされる黒人学生たち
ディープ・ステートの正体
トランプ大統領を支援する意味
民兵組織
注目に値する民兵組織の活動
キリスト教原理主義
トランプ大統領とキリスト教右派
アメリカ軍
アメリカ軍とポリティカル・コレクトネス
失態が続くアメリカ軍
アメリカ軍の深刻な無能化
左派が目指すアメリカ軍の弱体化
Chapter 6 Where America is headed, and what Japan should do
アメリカの今後と日本の進むべき道
避けられない右派と左派の衝突
ますます左傾化する教育現場
右派を悪者にしようとする動き
コントロールを失い暴走する左派
左派によるテロ攻撃の可能性
誰が事態を収束させるのか
左派には真実が見えていない
日本の進むべき道
押し寄せるアメリカからの難民
アメリカ難民と日本人の共存
日本におけるLGBTの問題
アメリカ崩壊後の経済政策
TPPは自由な貿易ではない
Chapter 7 The problems of Defense after the collapse of America
アメリカ崩壊後の防衛問題
自衛隊の増強が不可欠
憲法9条は日本を守ってくれない
敵のプロパガンダにだまされるな
天皇陛下を中心とする、豊かで平和な日本
黒幕たちの誤算
Chapter 8 The Great Escape
大脱走
富裕層の華麗なる逃亡計画
日本人は、今こそ歴史に学ぶべき
おわりに
情報源