日本が忘れ韓国が隠したがる
本当は素晴らしかった韓国の歴史

松木 國俊 著 2017.11.15 発行
ISBN 978-4-8024-0045-9 C0021 四六並製 224ページ 定価 1650円(本体 1500円)

「はじめに」より抜粋

日本が忘れ韓国が隠したがる 本当は素晴らしかった韓国の歴史

この本の内容を韓国政府が知れば、「要注意人物」として私は入国禁止になるかも知れません。しかし、韓国人の胸に刺さった日本への「恨みのトゲ」を抜き去るには、もはや「過去の真実」をあらいざらい明るみに出す以外に手がありません。たとえそれが韓国政府にとってどれほど「不都合な真実」であっても、それを直視しない限り、韓国人の恨みは晴れず、日韓の間に和解の日は永遠に来ないからです。
「日本は朝鮮を植民地にして収奪した」今では日本人も韓国人も、ほとんどの人がそう信じています。しかし日本はそれほど悪い事をやったのでしょうか。とんでもありません。本当は日本人と朝鮮人はとても仲良くやっていたのです。
実は韓国で反日感情が高まったのは戦後のことでした。そしてその原因を作ったのは戦勝国であるアメリカと、その傀儡とも言える李承晩大統領でした。
大東亜戦争で欧米の植民地軍を打破した日本の軍隊が「植民地解放軍」として歴史に名を残すことを、戦勝国アメリカは極端に恐れました。そのためアメリカ自身が日本を戦争に追い込んでおきながら、事実を徹底的に歪曲し、戦前・戦中の日本があくまで「残虐な侵略国」であったという戦勝国史観を世界中に広めました。
朝鮮半島では戦後の冷戦体制に備えると共に、日韓が再び結束しないように、極端な反日・反共人士である李承晩を担ぎ出し、大韓民国のトップに据えました。
そのアメリカのバックアップで権力を握った李承晩は、歴史を捻じ曲げて「日本は朝鮮半島を侵略し、朝鮮人を虐待し、収奪の限りをつくした」という歴史観を国民に強制し、自分は救国の英雄であることをアピールして政権の基盤を固めました。
一方日本では、戦後、連合軍最高司令官総司令部(GHQ)が「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」に基づき、言論を統制して戦勝国史観で日本人を洗脳しました。日本が二度と再びアメリカの脅威にならないように、日本人の心から自信と誇りを奪い去り、代わりに「贖罪意識」を徹底的に刻み込んだのです。さらにそれを永続させるため、国を守る意思さえ放棄させる「自虐憲法」まで押し付けています。
李承晩政権以来の強烈な反日教育によって「対日被害妄想症」に陥った韓国の人々は、これまで「日本の残虐行為」を次々に創り上げては「真実の歴史を直視せよ」と日本に突き付けてきました。片やGHQに洗脳されて「加害妄想症」となった日本人は、韓国の「創作劇」を疑いもせず受け入れて、安易に謝罪を繰り返して来たのです。このため「なかった」ことが「あったこと」になり、韓国人の恨みはますます増殖しました。慰安婦や徴用工の問題はその典型といえるでしょう。
このような悪循環を断ち切るには、全ての思い込みから自己を解き放ち、余計な「配慮」を排して事実のみを追いかけ、冷静かつ客観的に過去の実態に迫らなければなりません。
二十世紀の前半、弱肉強食の世界の中で、日韓両国民の祖先は民族の壁を乗り越えて互いを尊敬し、打ち解けあい、団結してアジアのために戦いました。
日本統治時代、朝鮮の人々は「虐待された植民地の民」どころか、日本人と融和し力強く前向きに生きていました。今日の韓国の発展の礎を築いたのは正しく彼らなのです。
このような過去の真実を具体的に白日の下に晒すことで、両国民は戦後植え付けられた「自虐史観」から目覚め、それぞれの父祖へ感謝し、自民族の歴史に自信と誇りを持つことができるに違いありません。その時こそ日韓両国の間に真の和解が訪れるでしょう。そのために本書が少しでもお役に立てれば幸いに存じる次第です。



目次


はじめに

第一章 近代化を阻んだ閔妃と高宗
 福沢諭吉と金玉均
 日本の支援を失って失敗した「甲申政変」
 閔妃に暗殺された金玉均
 閔妃が潰した親日派・金弘集の「甲午改革」
 閔妃暗殺
 自ら全責任を負って処刑された李周會将軍
 高宗が命じた金弘集捕殺

第二章 日韓併合を推進した朝鮮の人々
 日露戦争に協力した一進会
 権力にしがみついた高宗
 高宗を退位させた親日派の宋秉o
 合邦を請願した李容九
 「日韓併合」に大反対だった伊藤博文
 本当は「親日」だった安重根
 併合を決意した李完用
 日韓併合を支持した親日派の言葉
 一進会と李容九の悲劇

第三章 併合後に親日化した朝鮮の言論界
 三一運動の実態は暴動だった
 三一運動を批判した閔元植
 親日派に変わった三一運動の指導者たち
 「内鮮一体の三大著作」の登場

第四章 日本統治下で発達した朝鮮の近代資本主義
 古代国家だった李朝時代の経済システム
 朝鮮人資本家の登場
 民族資本企業の興隆
 日本政府に物申した朝鮮の大企業
 海外進出を果たした朝鮮の民族企業
 朝鮮の経済発展に貢献した有賀光豊

第五章 心が触れ合っていた日本人と朝鮮人
 庶民の間に敵対感情はなかった
 「よき関係」を懐かしむ人々
 朝鮮で勤務した日本人警察官の日常
 朝鮮人に助けられた日本人
 卒寿祝いで軍歌を歌った老婆
 終戦時に共に泣いた日本人と朝鮮人
 日本人の恩師を慕う韓国人

第六章 日本人と朝鮮人が共に夢を見た満洲国
 満洲における軍閥の横暴
 「満鉄も支那によこせ!」国民政府の一方的革命外交
 度を越した満洲での排日侮日運動
 張作霖爆殺事件の実態
 満洲の秩序を回復した関東軍
 「日・鮮・満・蒙・支」五族協和の理想郷
 国民革命軍の暴挙と幣原外交の失敗

第七章 支那事変は日本の侵略ではなかった
 コミンテルンが画策した盧溝橋事件
 支那が仕掛けた支那事変
 日本の和平呼びかけを無視した蒋介石
 望まぬ戦争に引きずり込まれた日本
 南京大虐殺はなかった

第八章 支那事変で日朝の心が一体化した
 通州事件と朝鮮人
 支那事変で示された朝鮮人の赤誠
 「皇国臣民の誓詞」を書いた朝鮮人
 続々と立ち上がった愛国団体
 日本兵を率い中国軍を打ち破った金錫源少佐
 金錫源少佐を救った日本兵
 朝鮮人志願兵の活躍

第九章 アメリカが仕掛けた大東亜戦争
 日米開戦に熱狂した朝鮮の人々
 遠因はアメリカの「人種差別」と「支那大陸進出」の野望
 ブロック経済で輸出先を失った日本
 ルーズベルトがこうして日本を追い詰めた
 七重の膝を八重に折って和平を求めた日本政府
 アメリカの宣戦布告「ハルノート」
 大東亜戦争に立たなければどうなったか

第十章 日朝が共に戦った植民地解放戦争
 覚悟を決めた朝鮮の人々
 志願兵募集に殺到した朝鮮の若者
 朝鮮人将校の奮戦
 朝鮮志願兵の証言「日本は強かった」
 冤罪で処刑された朝鮮人

第十一章 特攻隊で散った朝鮮の若者たち
 飛び立った隊員たちの物語
 朝鮮人特攻隊員の「大義」
 大東亜戦争の真の勝者は日本──犠牲は無駄でなかった

第十二章 「慰安婦」「徴用工」強制連行はなかった
 女性を拉致したのは朝鮮人「人肉商」
 高額所得者だった慰安婦
 朝鮮人慰安婦は日本軍兵士と同志的関係にあった
 歴史捏造映画『軍艦島』
 優遇されていた朝鮮人徴用工
 高給を取っていた炭鉱労働者
 本当の売国奴とは

第十三章 「日本軍人精神」で戦い抜いた朝鮮戦争
 新生韓国軍の実態は「旧日本軍」
 「飛燕の撃墜王」が創設した韓国空軍
 ソウル陥落の責任をとって切腹した韓国軍大佐
 日本刀を抜き放って部下を鼓舞した金錫源将軍
 金錫源師団を救った元帝国海軍の勇士

第十四章 李承晩が捻じ曲げた韓国の歴史
 「反日」李承晩政権誕生
 歴史を捏造して大韓民国の建国を正当化
 李承晩が隠した韓国での自国民虐殺事件
 虐殺師団の師団長は元支那軍参謀
 北朝鮮側による虐殺
 報復が報復を呼ぶ悲劇
 全ての「恨み」を日本に向けさせた李承晩
 親日派の子孫から財産を没収した遡及法

第十五章 真実の記憶を取り戻そう
 歴史の捻じ曲げで発生した「恨み」
 日韓併合は両国のぎりぎりマイナスの選択だった
 「親日派」が成し遂げた朝鮮の近代化
 父祖に感謝を捧げることこそ和解への道

おわりに
参考・引用文献