福岡県宗像市の星川誠くん(13)は、生まれながら手や足が未発達になる「先天性絞扼輪症群」という2万人に1人の症状です。
両手両足の指が未発達で、特に右ひざから下がなく、義足で生活しています。
「障害に負けない元気な子供になってほしい」というお母さんの願いで、誠くんは小学3年生からサッカーを始めました。
持ち前の練習熱心と負けん気で、小学5年生からチームのレギュラーになった誠くん。
小学校最後の試合では、試合中に義足がはずれ悔しい思いをしました。
中学生になった誠くんは、高いレベルを求めクラブチームに入団。
壁に当たってしまった誠君に、監督はこんなアドバイスをしました。
「義足を使って蹴れ。そうすればプレーの幅も広がる」
中学入学最初の大きな大会の決勝戦で、誠くんは初めて義足でシュートをしたのでした……。