この本を手に取っていただきありがとうございます。
今回は関東地方の神社仏閣を回って得たいろいろな神仏のお話をまとめました。
神社やお寺をただ紹介するという内容ではなく、そこで神様や仏様、眷属とお話をしたこととか、私が実際に見たもの、感じたことなどを書いています。
関東は遠くて行けない、時間が取れなくて今行くのは無理、という方にも楽しんでいただけるよう構成はテーマ別にしています。
烏天狗と大天狗の詳しいお話や、お犬様と呼ばれる狼の眷属のお話、平将門怨霊説など、興味を持って読んでいただけるのではないかと思います。
群馬県高崎市にある於菊稲荷神社の於菊さんから招待を受けて参拝した話も書いています。
於菊さんの切実なお願いも伝えていますので(於菊さんはこの神社の眷属の1人です)、この部分は是非是非、皆様に読んでいただきたいです。
本書は高波動の神仏を多く書いているせいか、みっちりと高密度になっており、書く時に続けて書くことができませんでした。
ちょっと書いては休憩し、また少し書いては休憩し、時々エネルギー補充のために体が勝手にうたた寝をしたりして、休み休み書き上げました。
それほど力のある素晴らしい神仏ばかりのご紹介です。
どの神様にもどの仏様にも会ってみたいと思われるのではないかと思います。
話は変わりまして……、私は熊野地方にある玉置神社の神様にこう言われたことがあります。
「お前にわかる能力があるのは特別な人間だからではない。お前なら正しく伝えることができるからだ」
この言葉は肝に銘じていて、自分が見聞きしたこと・体験したことは、一切装飾したり誇張したりせず、本当にそのままを書いています。
時々、常識では考えられないことが起こったり、不思議すぎて自分でも信じられない出来事もあったりします。
本音を言うと、そういう出来事をありのままに書くことには躊躇いがあります。
人は信じてくれないだろうと思うからです。
この本を読んでいただければおわかりになると思いますが、私自身、自分が目の前で見ている神仏でさえ半信半疑で話を聞くことがあります。というか、たまに疑ったりします(笑)。
神仏の言っていることが、自分の頭の中の常識と相容れないためです。
見えない世界の話を丸ごと信じるのは難しい、ということは経験的に私も熟知しております。
だからこそ、信じてもらえないだろうなぁと冷静に思うわけです。
ここでいただいたメールを一通ご紹介致します。
【ご著書『「神様アンテナ」を磨く方法』がアマゾンのベストセラーランキングに入っているのを見て、なんだか面白そうな本だなぁと惹かれました。
中を見てみたかったので書店に直行して、『ひっそりとスピリチュアルしています』と『「神様アンテナ」を磨く方法』を入手しました。
最初に読んだのは『ひっそりとスピリチュアルしています』のほうです。
本のタイトルから、いろいろなパワースポットを巡る体験記のような感じなのかな、と想像していましたが、霊や神様についてのもっと深いことが語られていたので驚きました。
(中略)私はスピリチュアルな話に興味はあるのですが、身近に霊の話をする人や、まして神様とコンタクトをとれるという人がいなかったので、正直に言うと桜井さんのお話に最初は面食らう部分もありました。
けれど読み進めるうちに納得できる部分が多くあって、だんだんと「桜井さんのおっしゃるとおりなのかもしれない」と思うようになりました。
といいますか、「桜井さんのおっしゃるとおりだといいな」という気持ちになりました】
初めて私の本を読まれる方は、この方のように戸惑う部分があると思います。
特に今回はオール神社仏閣紹介の内容で、神様に聞きました、仏様に聞きました、というお話ばかりです。
これって本当なの? 事実なの? と思われるのは当然です。
でも、そこにばかりに集中して読むと、神仏の良さやありがたみが届かないように思います。それは非常にもったいないことです。
ですので、不思議すぎる! と思われたら、このメールの方のように、
「そうだといいなぁ〜」という、ファンタジー小説を読むような感覚で読まれるといいかもしれません。
無理して信じなくてもいいと思います。
そんな世界があったらいいな、想像すると楽しいな、とちょっとだけでも神様仏様に興味を持っていただけたら嬉しいです。
すべてはそこから始まると思うからです。
あとはご自分でその興味を広げていけば、必ず神様仏様の愛情にたどり着けます。
自分がどんなに守ってもらえているのか、どんなに目をかけてもらえているのかが、しっかりとおわかりになる日が来ることと思います。
この本が興味を持つという「気づき」の第一歩になれば、大変光栄に思います。
内容紹介動画