本書は、次のような章立てになっています。
◆第1章は、私がモンロー研究所とヘミシンクに出会うまでの、瞑想遍歴ならぬ“迷走”遍歴です。私だけでなく、瞑想を実践したことのある人には、少なからず三日坊主の経験があるのではないでしょうか。気楽に読んでください。
◆第2章では、ヘミシンクを使った誘導瞑想とはどのようなものか──私の体験を交えながらお伝えします。私は瞑想や誘導瞑想について、誤解していました。その誤解を解いていくプロセスをお話しします。
◆第3章では、ヘミシンクやモンロー研究所の基礎知識をお伝えしたあと、ヘミシンクを使った誘導瞑想のメソッドとテクニック──そのエッセンスをご紹介します。私が「共創瞑想」と呼んでいるものです。ヘミシンクの特徴と素晴らしさをご理解いただければ幸いです。あわせて、ヘミシンクにマインドフルネスはどのように活かせるのか、ということについて説明します。
◆第4章では、「共創瞑想」の体験事例を6つご紹介します。6ケースとも私が実体験したものです。それは、「本来の自分」を思い出すためのプロセスでした。
◆第5章では、私の視点から、瞑想やマインドフルネスについて整理します。そして、マインドフルネスにヘミシンクがどのように活かせるのか、ということについて提案します。私の体験からも、併用が可能──いえ、極めて有効だと思っています。
◆第6章では、「いつも“私”と今ここ」で生きるために、瞑想体験を日常生活にどのように生かしていくか──私の仮説についてお話しします。
本書でお伝えしたいことは以下の2つです。
@マインドフルネス瞑想をはじめ、さまざまな瞑想に取り組んでいる方に、ヘミシンクを使った誘導瞑想の魅力をお伝えしたい。こんな面白い方法もあるんだ!ということを知っていただければ幸いです。そして、ひとりでも多くの方にヘミシンクを体験してもらえれば、と願っています。
Aすでにヘミシンクに取り組んでいる方には、マインドフルネスの活用を、ぜひともおススメしたい。マインドフルネス瞑想にもいろんな種類があるので、自分に適したものを選んでいただければと思います。
瞑想という心のトレーニングに取り組んでいる仲間たちに、本書がすこしでもお役にたてれば幸いです。