私が沖縄の危機を感じ、四一年ぶりに沖縄にUターンしてから五年が経ちました。沖縄の言論空間は想像以上に偏向しているように感じました。多くの沖縄県民が教育やメディアにより思い込まされて……強い言葉で表現すれば「洗脳」された状態で、特定勢力にいいように支配されているように見えたのです。
私自身は覚醒し、洗脳の根っこがGHQのプログラムによるものであることを理解しました。そして、それが敗戦利得者たちや左派勢力に利用され、先の大戦の歴史が書き換えられた事実を知りました。
GHQは本土においては自虐史観を植え付け、沖縄では本土との分断を謀るためのプログラムを発動しました。そのため現在、本土は加害者、沖縄は被害者のような思い込みを本土の人も沖縄県民も漠然と抱いているのです。
しかし、今回、ジャーナリストの仲村覚さんの仕事をお手伝いさせていただき、それが実は氷山の一角にすぎないことがわかりました。沖縄の歴史は沖縄戦よりももっと以前、江戸幕府の成立時から被害者の観点で書き換えられた形跡があったのです。おまけにGHQは、古代史を含めた全ての日本の歴史を書き換えていました。
私自身がまだ覚醒していなかったことを自覚しました。いわんや他の県民においてをや。
歴史を失った民族は滅亡の道を行くしかないとされます。GHQはそのことを知っていて日本人から歴史を奪い去り、二度と立ち上がれないようにするための洗脳プログラムを実行したのです。彼らはそれだけ日本という国、日本人の高いポテンシャルを恐れたのです。
日本人はまんまと彼らの戦略に乗せられてしまいました。それでも本土においては、覚醒した多くの日本人が警鐘を鳴らし始めました。歴史を取り戻すための動きが始まっています。
では、ここ沖縄ではどうでしょうか?
沖縄の歴史は、書き換えられたまま放置されています。
学校で私たちが教えられる沖縄の歴史は「琉球史」という括りで、日本史以外の外国の歴史のような扱いを受けています。この本は学校で教えない真実の沖縄の歴史を、日本で初めて解き明かしました。日本という国の中の沖縄の歴史です。
中国共産党はGHQの遺産を引き継ぎ、沖縄において歴史戦を仕掛けています。多くの県民、国民が「亡国の歴史観」を学ばされ、歴史戦において不利な状況に立っています。この本により正しい歴史観を確立することが、歴史戦を闘い抜く上で急務です。
この本を読めば、以下のことが全くの思い込みであることが理解できます。
一、琉球王国は鎖国体制下の日本の外にあり、自由で平和な貿易で繁栄していた。
一、かつての琉球王国は独立国であり、先住民である琉球民族が明治政府により侵略され、王国は滅亡させられた。
他にもこの本は、以下の疑問に答えてくれます。
一、「琉球処分」の真実の意味とは?
一、琉球は華夷秩序に組み込まれ、日支の両属関係にあったのか?
一、琉球は自ら条約を締結できる独立国家であったのか?
歴史を学ぶことは、個人における自尊心を高めることにもつながります。
自分は何者なのか、自分が生まれた国はどんな国なのかを知ることになるためです。
私自身、長く本土に住み、自分が何者なのか、沖縄人なのか日本人なのか? 自らの出自に疑問を感じながら生きていました。深く思い悩むことはなかったのですが、何か不全感を覚えながら生きていました。
ある時、沖縄の人も日本民族であり、誇れる国・日本の一員であったことを知った時から、そのことが嬉しく、不全感はキレイに消えてなくなり、迷いもなくなりました。私自身が、沖縄の人は日本人とは違うというプロパガンダに毒されていたのです。
沖縄の子供たちは間違った歴史観を教育され、平和教育というさらに間違った歴史観を上塗りされ、自信を持てないでいるように思います。そのために、沖縄県は学力、貧困、失業率、離婚率、低賃金などの全国ワースト一位を記録し続けている気がしてなりません。
県民の甲子園や芸能界、各界での大活躍は県民のポテンシャルの高さを明示していますが、教育やメディアによりその頭を抑えられているのです。県民の高いポテンシャルを解き放つためにも、一刻も早く書き換えられた歴史を取り戻すための教えが必要とされています。
この本は、学校でも教えるべき教科書的な内容となっています。多くの方に読んでいただき、広めていただきたいと思います。
■沖縄問題にストレスを感じる理由
現在「沖縄問題」というと、多くの方が真っ先に思い描くのは、「辺野古移設問題」と「翁長雄志知事」だと思います。翁長知事の顔をニュース報道で見るたびに、読者の皆様はおそらく、「また反対か!」「困ったものだ!」「どうして中国の脅威をわからないのか!?」といった感想を持つでしょう。保守言論界の中でも、「沖縄と東京のやりとりを新聞で見ると、沖縄疲れをする」と新聞の論文で表現された方がいらっしゃるくらいですので、ごく当たり前な感想だと思います。
沖縄問題にこのようなストレスを感じるのは、おそらく共通の理由があると思います。それは、「沖縄問題とは県外の方が口出ししてはならない沖縄県民の問題」、もしくは「沖縄県民と日本政府の問題であり、自分には何もできることがない」と感じているからではないでしょうか? 日本の厳しい安全保障環境を理解している人ほど、口出しも手出しもできないことにいらだちを覚え、ストレスを感じてしまうわけです。
しかし、これから本書で伝えたい真実は、一八〇度、逆のことなのです。
「沖縄問題は、日本国民全員が当事者であり、積極的に関わって解決していかなければならない問題である」
さらに踏み込んだ表現をすると、
「沖縄問題の深因は、日本民族の一体感を問われるような、日本国民の民族意識の問題である」
「沖縄問題の解決は、即、日本民族の団結を取り戻すことであり、日本の再建そのものである」
ということなのです。
一見、理解できない主張だと思われる方も多いと思いますが、本書をご一読いただければ、多くの読者の皆様が沖縄のニュースの裏で何が起きているのかが、手に取るようにわかるようになり、自分のこととして捉えることができるようになるでしょう。そして、瞬時にどのような手を打たなければならないか、自分がどう動くべきかがわかるようになってくるはずです。
■沖縄にも愛国者は存在する!
さて、沖縄問題はストレスを感じさせると述べましたが、かつて、私は逆のストレスを感じていました。例えば、保守系の雑誌などに沖縄問題を論評する記事が掲載される場合、沖縄の新聞の記事を沖縄の世論だと勘違いし、沖縄県民全体を批判していることが多いのです。普段は沖縄の新聞の偏向報道を批判していても、なぜか記事そのものは信じてしまうのです。
このような記事を見るたびに、私は「また離間の計に引っかかったか!」と、がっかりするのです。
沖縄ではいつも「基地反対!」と叫んでいる印象がありますが、そのカラクリは、東京にある司令所から指示が出て、沖縄の市民団体と政治家がマッチを擦って小さな火を点け、沖縄のマスコミが沖縄県民全体の声であるかのように大げさに報道し、それをそのまま全国メディアが定番の報道をしているだけです。全国メディアは、沖縄に記者がいても自主的な取材や報道はせず、基地反対の声しか伝えないので、そういう印象が与えられているに過ぎません。
■最も危険なプロパガンダ
活動を始めた当初、沖縄の情報はいったいいつからねじ曲げられ、本土と沖縄の溝を作り続けていたのか疑問に思い調べてみました。
すると、その歴史は恐ろしいほど古く、遅くとも一九六〇年代の沖縄県祖国復帰前だということがわかりました。沖縄が日本に復帰したときには既に沖縄のマスコミは左翼に乗っ取られており、本当は存在しない問題を左翼活動家、政治家と連携してマッチポンプで作りあげるシステムにより、日本政府を振り回し続けてきたのです。
つまり、沖縄県はねじ曲がったままの状態で、日本に復帰し再デビューしたので、多くの日本国民はねじ曲がった沖縄しか見たことがないわけです。それが五〇年以上も続いてきて、政府も政治家も国民も誰も気がつかないまま騙されてきてしまったのです。
沖縄問題プロパガンダは、もはや南京大虐殺プロパガンダ、従軍慰安婦強制連行プロパガンダより歴史も長く成功しているプロパガンダだと言わざるを得ません。後者二つのプロパガンダは、多くの保守系言論人やジャーナリストが事実を調べ発信し政府を動かしてきましたが、沖縄問題に関する専門のジャーナリストというのは極めて限られています。ようやくここ数年で、多勢に無勢ではありますが、わずかばかり戦う勢力ができてきた状況にすぎません。
■沖縄の現在と歴史全てがプロパガンダ
それ以外にも沖縄プロパガンダにはもう一つ大きな特徴があります。それは、いくつも重なった歴史戦であるということです。
南京や朝鮮のプロパガンダは、一つの出来事のプロパガンダですが、沖縄のプロパガンダは、沖縄の歴史ほぼ全てと現在の出来事がつながっています。これらのプロパガンダを、時代をさかのぼって、要約を列挙してみます。
◆ 安倍内閣は沖縄県民の人権を無視して米軍の新基地建設を強行しようとしている。
→ 安倍内閣は沖縄の自衛隊を増強して中国と戦争をしようとしている。日本軍が県民を守らないのは沖縄戦が証明している。
→ 沖縄が復帰した時、日米両政府は沖縄県民の願いを無視して米軍基地を押し付けた。復帰は屈辱だ。
→ サンフランシスコ講和条約で、日本政府は沖縄を質草に入れて、自分たちだけ先に主権を回復した。
→ 太平洋戦争で、日本は沖縄を本土決戦のための時間稼ぎとして捨て石にした。日本軍は沖縄県民を助けるどころか、スパイとして虐殺した。
→ 一八七九年、明治政府は琉球に軍隊を送り込んで脅して沖縄県の設置を強行した。小さいながらも明国や清国と交易をして、四五〇年間栄えていた琉球はこの時滅びた。
→ 一六〇九年、武器を持たない平和な琉球を鉄砲を持った薩摩軍が侵略し、琉球はあっという間に占領された。これ以来、琉球は日本と中国の両方に属する国となり、重税に苦しめられた。
→ 一三七二年に中山王が明国に入貢し、一四二九年に三山統一を果たし、以来、琉球は万国津梁の精神で東南アジア諸国との貿易を飛躍的に発展させ、栄えていた。
以上列挙してみましたが、頭がくらくらするぐらい、被害者意識に徹しています。このような歴史観をインプットすると「一六〇九年以来日本に差別され続け、また基地を押し付けられて差別されようとしている。もうこれ以上、我慢できない! 政府の言いなりにはならない! 断固阻止して沖縄人の誇りを取り戻そう!」となるわけです。
この一連のプロパガンダをよく見ると、日本から離れても被害者、復帰して日本と一緒になっても被害者で、辻褄が合っていません。しかし、沖縄のマスコミの勢いに巻き込まれ、このような歴史観が沖縄では普通に定着してしまうのです。
結局この歴史観は、「日本に侵略併合される前の沖縄は繁栄して幸福だったが、日本に侵略されることによって、琉球の文化も主権も奪われ不幸になり、今も差別され続けている」というシナリオを発信しているのです。
■民族とは歴史と使命を共有した運命共同体
沖縄の歴史がプロパガンダによってねじ曲げられたということは、日本民族にとって何を意味するのでしょうか。
いわゆる保守思想をお持ちの方は、「保守とは歴史と伝統を大切にすることだ」「日本の皇室と伝統文化を大切にしてこそ日本の未来は繁栄する」という考えだと思います。
では、その日本の伝統文化の中に、沖縄の文化、琉球文化は含まれているのでしょうか?
日本の歴史の中に琉球時代の沖縄の歴史は含まれているのでしょうか?
おそらく、皆様の間では「沖縄県が設置された明治一二年以降の沖縄は日本の歴史に含まれる」という考えに異論はないと思います。
では、薩摩の附庸国となった時代はどうでしょうか?
学校でも学術界でもその時代の沖縄は「日清両属」や「日支両属」の地位にあったというのが定説になっています。当時の沖縄の半分は中国だったのでしょうか?
「いや、沖縄は縄文文化だから最初から日本人だ!」と主張する人も少なくないと思いますが、では、「琉球国は日本なのか?」と問われれば、そう簡単に現在の学術界で通用するだけのコンセンサスを取るのが容易でないのが現状です。
その理由は簡単です。現在学校教育で教えている「日本史」にも、日本史の学術界が定義している「日本史」の中にも、沖縄県設置以前の沖縄の歴史が含まれていないからです。
だから歴史学者の間で、「私の専門は日本史だから、沖縄の歴史はわからない」という言葉が通用するのです。そのため、沖縄の歴史を勉強しようとすると、別のジャンルである「琉球史」を学ばなければならなくなるのです。
「保守とは歴史と伝統を大切にすることだ!」と主張される愛国者は数多くいます。では、ある沖縄県民が保守の精神に目覚めるた場合、何を勉強し、何を大切にするべきなのでしょうか? それは、日本史なのでしょうか? それとも琉球史なのでしょうか?
「琉球史」と「日本史」が別物であるとするなら、「琉球史」ということになります。そうすると、「私の大切にするべき歴史は日本史ではなく琉球史であり、大切にするべき文化は日本文化ではなく琉球文化だ!」となってしまいます。そして、保守の精神の強い人ほど、「私の使命は琉球文化の復興だ!」「琉球国の再建だ!」という考えに陥ってしまうのです。
つまり、琉球独立運動に走る人にもそれなりの大義があり、歴史の分断は遅かれ早かれ、民族の分断を必ず招くということです。そして、その責任の一端は、日本史の中で琉球国の歴史を別物として扱い続けてきた、日本の学術界、教育界にもあるのです。
私はこの問題にぶち当たり、民族とは何なのかを考え続け、一つの結論に達しました。それは、「民族とは、歴史と使命を共有した運命共同体である」ということです。
本来、沖縄県民にとっても神武建国以来の日本の歴史は自分の歴史であり、日本国民全員にとっても、琉球国の歴史は日本の一地域の歴史です。また、沖縄戦は日本民族の総力をあげて、皇室と国体を守った建国以来最大の本土決戦であり、沖縄県祖国復帰は、敗戦により分断統治された日本民族が再び一つの政府のもとに帰ってきた、日本民族再統一の日です。
結局、沖縄問題の根本的な解決とは、分断された沖縄の歴史を日本民族の歴史として統一させていく運動だということです。
本書は、スパゲッティのように複雑に絡まった沖縄問題を一つ一つ丁寧に解いていくために書き上げました。
読み進めていくうちに、同じ日本人として沖縄と日本との絆を感じとり、沖縄問題に対するストレスも消えていくと信じております。どうか、最後までお付き合いください。
序文──知念 章
はじめに──日本民族にとっての沖縄問題
・沖縄問題にストレスを感じる理由
・沖縄にも愛国者は存在する!
・最も危険なプロパガンダ
・沖縄の現在と歴史全てがプロパガンダ
・民族とは歴史と使命を共有した運命共同体
一章 沖縄の現実と真実
嘘だらけの沖縄反米運動のからくり
・嘘だらけの三万五〇〇〇人の反基地集会
・巧みなトリック写真
・県民大会ではなく左翼の全国大会
・辺野古基金とは共産革命闘争資金集金システム
・祖国復帰運動で反政府闘争基地を構築された沖縄
国民保護の主体は自衛隊ではなく自治体
・Jアラートを活用しよう
・ほぼ全自治体で作成されている国民保護計画
・国民保護計画の主役は自衛隊ではない
・本土決戦の経験に学ぶべき国民保護計画
・国民保護の指揮官は自衛隊ではなく、自治体の長
・自主防衛意識の復活は、政治家の国民の命を守る気概を取り戻すことから
日中友好の名のもとに沖縄をチャイナに売り渡す
・陰りを見せる「オール沖縄」だが……
・沖縄国際物流ハブ構想
・中国に取り込まれていく沖縄
・沖縄を侵食していく中華企業
・日中友好という恐るべき深慮遠謀の罠
ウーマン村本に読んでほしい沖縄の歴史
・村本大輔氏の問題発言
・日本は沖縄を侵略したのか?
二章 真実の沖縄史
江戸幕府の国防最前線だった沖縄
・学校で教えている江戸時代の琉球は中国発の歴史観
・中国サイトに掲載された華夷秩序の琉球の歴史
・琉球王を源氏の子孫とする琉球国の正史
・江戸時代に起きた琉球ブームを作った江戸上り
・実は大陸文化の影響を受けていない沖縄
・八重山まで届いていた江戸幕府の禁教令
・江戸幕府の海防政策「先島諸島火番盛」
・明清動乱期に苦悩した琉球の外交政策
・江戸時代の琉球発・食文化
・戦国時代の薩摩琉球関係の変遷
・島津の琉球遠征
・江戸時代の琉球は独立国だったのか?
沖縄の危機から始まり沖縄県設置で終わった明治維新
・明治維新の本質
・学校の教科書の修正が必要な明治維新の歴史観
・明治維新の時の沖縄と今の沖縄
・沖縄の自己決定権のキャンペーンのシンボルとされた琉米条約
・島津斉彬の琉球を利用した富国強兵政策
・斉彬に引き上げられたジョン万次郎と牧志朝忠
・島津斉彬の軍艦計画
・琉球の悲劇を生んだ斉彬の急死
・決定的な倒幕外交、パリ万博の薩摩琉球国勲章
・沖縄は明治維新の主役の一員
明治維新の原型、薩摩の「琉球秘策」
・琉球の危機勃発により始まった明治維新
・琉球危機を切り抜ける具体的方策である『琉球秘策』
・外国船の琉球来航への薩摩と幕府の対応
・伝統的薩琉関係が琉仏貿易の障害として立ちはだかる
・外国人の滞留により露呈した薩摩の琉球支配
イギリス軍艦の琉球来航
・ヨーロッパ人の琉球観を確立したバジル・ホール
・イギリス商船ブラザーズ号の来航
・イギリス探検船ブロッサム号の来航
・イギリス東インド会社商船アマースト号とアメリカ商船モリソン号
・イギリス海軍輸送船インディアン・オーク号の遭難
・クリフォード大尉の琉球ミッション
・「バジル・ホールの孫」チェンバレンの功績
三章 沖縄県祖国復帰の真実
沖縄復帰闘争の背後に毛沢東あり
・日本共産党に乗っ取られていた沖縄県祖国復帰運動
・公開された機密文書からわかる「祖国復帰運動」の実態
・復帰協の真の目標とは?
・毛沢東が沖縄県祖国復帰運動を裏で糸を引いた証拠三点
・軍拡・外交・謀略を連携させた毛沢東の戦略
・沖縄復帰の実現で方針転換した毛沢東の謀略
・沖縄戦の英霊と沖縄県祖国復帰
・大田実中将の決別電文と沖縄県祖国復帰
・復帰協に対抗した本当の復帰運動「沖縄返還協定批准貫徹県民大会」
失敗した蒋介石の琉球独立工作
・国連で先住民代表としての発言を繰り返す国会議員
・琉球独立工作を皮肉ったパロディ新聞
・琉球独立プロパガンダを本格化した中国メディア
・沖縄県民に受け入れられたことのない琉球独立論
・「海の長城」から「大陸反攻の重要拠点」へと重要度を増した沖縄
・琉球革命同志会と琉球国民党
・国民党から中国共産党の手に渡った琉球独立論
・沖縄では根づかない「琉球独立論」
・沖縄は歴史戦の戦場
沖縄県祖国復帰運動の中にこそ日本精神あり!
・スコットランド、カタルーニャの独立運動
・終戦直後の捕虜収容所で始まった沖縄県祖国復帰運動
・日本語を守り抜いた沖縄の先人たち
・「国旗掲揚に就いての請願書」
・屋良朝苗氏の魂の名演説
一九六四年東京オリンピック・沖縄聖火リレーの意味
・米軍占領下で東京オリンピックを迎えた沖縄
・祖国との一体感を求めて聖火リレー沖縄開催を!
・米国民政府に日の丸掲揚を黙認させた沖縄県民の祖国愛
・名護市嘉陽の聖火宿泊碑
・東京オリンピックの翌年に実現した佐藤首相の沖縄訪問
四章 中国による沖縄侵略計画
中国の目的は「既成事実作り」
・尖閣諸島の天気予報を行わない日本
・戦争は実効支配を失ったら負け
・政府が即、行うべき沖縄防衛政策
・政府が今後取り組むべき国防政策
中国空軍の幹線道路となった宮古海峡
・石垣市議会で見送られた尖閣諸島の字名変更
・突如進展を始めた日中空海危機管理の連絡メカニズム
・中国空軍の幹線道路化を黙認する日本政府
・台湾武力統一を視野に入れた訓練を開始した中国空軍
・宮古海峡を突破する中国海軍の強い意志
・政府は軍事以外の総力戦で中国の侵略を阻止せよ
誰が沖縄県民を先住民族にしたか?
・突然台頭してきた琉球独立論の正体
・翁長知事の琉球独立宣言演説文に隠された巧妙なトリック
・沖縄県民の知らないところで出された四回の国連先住民族勧告
・中国と琉球独立派のシンクロぶり
・中国は琉球独立運動を支援するべき
・国連も巻き込んだ琉球独立工作
おわりに
《巻末資料》屋良朝苗 国会参考人演説