2014年に発売された本書はブログの記事を集めた1冊です。ブログの記事ばかりといっても、現在は半分ほど非公開にしていますので、ブログでは読めない記事がたくさん入っています。
お金を支払って買ってもらった本の内容が、無料で全部読めるという状態は、いくらなんでも購入して下さった方に失礼ですし、申し訳ないという気持ちが強くあって、半分程度の記事を非公開にしました。
新装版になる前は、ブログを書き始めた頃の文章そのままだったので、非常に読みにくい部分があったり、説明不足でわかりづらい部分があったりして、大幅に手直しをしたいな、という思いが以前からありました。今回、ハート出版さんのご厚意でその願いが叶えられ、新装版として発売できることを嬉しく思っております。
2020年の今年、最初のこの本を発売してから丸6年がたちます。7月で7年目に入ります。まさかこんなに長く出版社さんから執筆のご依頼をいただけるとは思ってもいませんでした。これはひとえに読者の皆様のおかげだと、しみじみとそのありがたさを感じています。皆様が読んで下さるから、本を出すことができます。
お年を召した方からお手紙をいただくことがあり、そこには神仏のことをもっと知りたいという希望や、神社仏閣参拝が生きがいになっていることが書かれています。本を出すことは、インターネットを使わない高齢の方々にもスピリチュアルをお伝えすることができる、ということです。
神仏はインターネットが使える世代だけでなく、広く、多くの人々にいろいろなことを伝えたいと思っています。特に高齢の方々はつらい人生を頑張ってこられていますから、神仏があたたかい愛情で包み込んでいることや、神仏にもっと甘えてもいいことなどを知ってほしいようです。本を出すことは、ささやかですがそのお手伝いをさせてもらっていると思っています。
しかし、それができるのは読者の皆様のおかげなのです。私が書いたものを読んで下さる方がいらっしゃるからできることである、と常々肝に銘じていて、感謝を忘れないようにしています。
これからもスピリチュアルなお話を真摯に正しくお伝えしていこう、できる限りのことをさせていただこうと思っております。小さなことしかできませんが、「識子さんはそのような気持ちで書いているのね」と、知っていただければ幸いです。
桜井識子
※本書は2014年に出版された『ひっそりとスピリチュアルしています』の新装版です。
本書には、「縁起物しおり」がもれなく付いています。このしおりには、大黒さんと恵比寿さんの前を、小判をくわえたネズミが走り回っている絵が描かれています。識子さんがこの絵を初めて見たとき、「なんて縁起が良いのだろう!!!」と衝撃を受けたという、見るからに福を呼びそうな絵をしおりにしました。識子さんのように飾るも良し、いつも持ち歩くも良しなしおりです。