この本を手に取っていただきありがとうございます。
本書のメインテーマは「おふだの効果」です。おふだに関しては、ブログを始めた当初からたくさんの質問をもらってきました。神棚に入れない、部屋に飾っておくだけのおふだに何かよい効果があるのか……というところから、どこに置くのが一番いいのか、どう扱えばいいのかなど、基本とも言える部分の質問も多くいただいてきました。
祈祷をするたびにもらっている、参拝に行くたびに買っている、そのため何枚もたまってしまってどうすればいいのかわからない、という方もいらっしゃるので、おふだの扱い方、飾り方などの基本的なことから、おふだの最大の特徴……恩恵と言ってもいいと思いますが、そちらについても詳しく書いています。
おふだには神様の波動が入っています。おふだを部屋に飾ることによって、私たちはその神様の波動を、神社の境内ほどではありませんが、毎日24時間浴びることができます。毎日浴びることによって、波動の効果が現れて、日々の生活がよい状態になっていきます。
購入した神社によって、おふだに入っている波動は違います。天満宮のおふだとお稲荷さんのおふだは波動が違うので、波動の効果も違います。つまり、どの神様の波動を浴びるのかによって、いただく恩恵が違うというわけです。
そこで本書では、神社の系統別におふだの効果をまとめてみました。どの系列の神社のおふだが、どのような効果を与えてくれるのかを知っていると、たとえば、仕事運を上げたい時だったら、どこに行けばサポートしてくれるおふだが購入できるのかがわかります。欲しい効果をもらえることで人生が徐々に好転していきます。
第三章は牛頭天王の神社探訪記です。これまで牛頭天王がいる神社でわかっていたのは、京都に2社、兵庫に1社でした。関西だけでした。他の地域にお住まいの方から、「関西以外で牛頭天王がいる神社はどこですか?」という質問をたくさんもらってきました。
初めて私の本を読むという方は、牛頭天王って誰? と思われるかもしれません。牛頭天王は「魔」の世界にも顔を出せる神様で、非常に大きな力を持っています。それは無理……と誰もが思う常識はずれの願掛けでもサクッと叶えてくれる神様です。気さくで面白い性質なので願掛けの工夫のしがいがあります。とてつもなく大きな恩恵をもらった歴史上の人物もいて、一生に一度は参拝しておきたい神様です。
序章の部分はハート出版さんに原稿を送信したその日に、担当者さんから依頼をもらいました。新型コロナについて書いていただきたいのですが……という内容です。新型コロナ感染拡大について書くことはまったく考えていなかったのですが、言われた瞬間に朝山神社が目の前にパーッと広がって見え、ああ、そうか、この神社を書くのは今なんだ、と気づき、お引き受けしました。
ブログのほうに新型コロナについて書いてほしいというリクエストが多く届きましたが、サイバーエージェントさんからの案内により、書くことを遠慮していました。私が書く内容はスピリチュアルな話であり、医学的でも、万人が認める確実な情報でもないため、炎上させたらサイバーエージェントさんにご迷惑がかかるかも? と思ったのです。
ハート出版さんからは、また第2波が来るかもしれない、その時のためにぜひ……と、ありがたいお言葉をいただいたので、現在私が知っていることをすべて書きました。
おふだの系統については、取材を計画する時に思いつかなかった神社があり、愛宕神社系統が抜けています。その他にも知りたい系列があるという方は、リクエストを送っていただければ行ける時に取材をしてその結果をお知らせします。
多くの方がおふだのよい効果を得て、人生がよりよい方向にひらけますことを心から祈念して、この本をお届けしたいと思います。
桜井識子