東西開運暦・令和七年/2025年版

日本占術協会 編  2024.08.08 発行
ISBN 978-4-8024-0182-1 C0076 四六並製 240ページ 定価 1320円(本体 1200円)

開運暦・内容紹介

東西開運暦


令和5年度(2023年)版から『九星開運暦』改め『東西開運暦』に名称を変更しました!
内容は例年通り充実!

暦は、カレンダーと歳時記、ことわざ辞典を足したようなもので、1年365日、生活の知恵がいっぱい詰まった本です。
さらに「占い」を加味した暦が「東西開運暦」、特徴はまさに「運を開く」ことにあります。
「人生は選択の連続である」ともいわれるように、日々の暮らしの中で、仕事や恋愛・友達の人間関係に悩んだり、健康や金銭のこと、家庭のことなどで、進むべき方向性を定めたり、決断をする場面がたくさんあるでしょう。
そんなとき開運暦をめくれば、令和7年(2025年)の運勢だけでなく、その日の運勢まで読めて、機微をうがった箴言(しんげん)から問題解決のヒントがみつかり、きっとあなたの役に立つことでしょう。

目次

令和7年、乙巳(きのと・み)二黒土星 年方位図……前田龍徳
令和7年、略暦
はじめに……富塚崇史
令和7年はこうなる……日本占術協会、アイラ・アリス
九星開運暦とは、暦の基礎知識
1月~12月の暦……清水幹也、星の運行……上田享矢
    ◎
年運…(一白水星~九紫火星)……肥留川喜聖
月運…(一白水星~九紫火星)……美園環希

一白水星生まれの運勢……(1~6月)山本楓花、(7~12月)山下照世
二黒土星生まれの運勢……(1~6月)安蔵妙和、(7~12月)みほし朱夏
三碧木星生まれの運勢……(1~6月)二見眞有、(7~12月)泰山林翰
四緑木星生まれの運勢……(1~6月)平泉優、(7~12月)窪田鏡月
五黄土星生まれの運勢……(1~6月)森千紗、(7~12月)櫻紫玉
六白金星生まれの運勢……(1~6月)吉祥水茄、(7~12月)岐風尚優
七赤金星生まれの運勢……(1~6月)川﨑有紗、(7~12月)三幸桃子
八白土星生まれの運勢……(1~6月)宮本蓉妙、(7~12月)わそうび
九紫火星生まれの運勢……(1~6月)中村文音、(7~12月)里紗慧紅
    ◎
易で見るコイン占い……福田有宵/栗原里央子
手相占い……浅野八郎事務所
人相占い……松岡能子
四柱推命……秋山勉登務
姓名判断……栗原里央子
家相の吉凶……富塚崇史
暦と占い……鏡リュウジ
惑星開運術……上田享矢
星座占い……モナ・カサンドラ
手相占い(リバイバル掲載)……大熊茅楊/富塚崇史
西洋ラッキーカラー&ヒント……(1~3月)dainmt、(4~6月)アクア・マルム、(7~9月)グレース怜奈、(10~12月)アルタイル・ナスル
タロット占い……ステラ・ボンボヤージュ
占術家名鑑
開運吉方位……久保田恵都予

●編集委員
富塚崇史、藤瑛梨賀、アイラ・アリス、栗原里央子、美園環希、久保田恵都予、前田龍徳、肥留川喜聖、秋山勉登務[協力]中野雅博



新しい時代の波動を捉えた開運法

―九星学の時代区分と九紫火星の時代―
日本占術協会会長 富塚崇史

2004年から20年間続いた「八白土星」の時代が終わり、2024年(令和六年)から「九紫火星」の時代が始まりました。九星学には20年ごとに移り変わる時代区分があります。一白水星から、二黒土星、三碧木星…九紫火星まで20年ごとに時代を司る九星が入れ替わり、180年で大時代が一巡するのです。さらに、180年を60年ごとに「上元」、「中元」、「下元」に分割するのですが、2024年から2043年まで続く「九紫火星時代」は、160年前の1864年に始まった現在の大時代の最後の20年にあたります。1860年代の日本といえば、幕末で260年続いた江戸時代がいよいよ終焉を迎えようとしていた時代です。すなわち、これから始まる九紫火星時代は、2044年から始まる次の180年の大時代に向けて、あらゆる物事が終焉を迎える、そんな20年になることが予想されます。
九紫火星時代を考えるために、2023年までの「八白土星時代」を振り返ってみましょう。「八白土星」は「変化」、「改革」、「終わりと始まり」、「留める」働きを持つ星です。これらの働きを念頭に置いて八白土星時代を振り返えると、私たちの文化、価値観や感性自体も、この20年で変化したことがわかります。まず挙げられるのが通信革命でしょう。インターネットの発達と、2007年に発売されたスマートフォンによって、我々の生活はそれまでとは全く違うものになりました。いまでは買い物や銀行振込みなどあらゆることが、小さなスマートフォン1台で、その場でできるようになりました。さらに、八白土星時代の終盤、2020年からはじまった新型コロナウイルスの世界的な流行は、マスク生活になったり、世界中の企業で在宅勤務が取り入れられたりと、私たちの生活習慣や価値観だけでなく、働き方までもが変わる八白土星を象徴する出来事でした。一方で、バブル崩壊以来留まっていた「物価」「株価」「賃金」がようやく上昇し、2024年2月には35年ぶりに日経平均株価が最高値を更新しました。このように時代の大きな流れは、八白土星の働きの影響を受けていることが分かります。
新時代を司る「九紫火星」は、太陽のように明るく輝き、激しく燃える「火」であり、「明白にする」、「離合集散」、「争う」、そして「華やか」にする働きがあります。「火」を考えれば、地球温暖化はますます進行し、自然環境はいっそう偏ります。「火」は氷河を解かすので、干ばつや水害も増えます。また、自民党の裏金問題のように隠れていたものが白日のもとにさらされます。一方で、九紫火星は「教育」、「教養」の星なので、教養が見直され、リーダー達には教養が求められるようになるでしょう。女性の星でもあるので、女性の活躍はこの20年で新たな局面を迎えそうです。「九紫火星」を考え、時代を先取りすることは、開運に大いに役立つでしょう。