教員の私が何をするべきか (山形市 男性教員 26才)
私は現在、山形県で中学校の教員をしています。この本を読んで、なぜかとても切なくなりました。たぶん私は過去にたいへん多くの人を傷つけていたのでしょう。そのことは昔から気づいていたのですが、私は今教員として子供の前に立っています。こんな私に、子供を指導する資格などないのではないかと、ずいぶん悩みました。でも私自身もいじめられた経験をもっています。その辛さを知っているだけに、弱い者をいじめていた自分がとても情けないのです。この本の体験談の中に先生によるいじめのことを書いたものがありました。同業者として、とても腹立たしく思う反面、自分の今までの行動を振り返ってみたりもしました。この本を読んで、今私が何をすればいいのか少し見えてきたような気がします。いじめられている子を一人でもいいから助けてあげたいです。


私のぶんまで代弁してくれた (岩手県宮古市 女性 27才)
いじめをテーマとしたこの作文が募集になった時、私も中学時代の体験について応募しようと思っていました。でもこの50編の代表選手たちが、私の分まで代弁してくれたものと思います。今を乗り越えたなら、楽しくて幸せな未来がやってくると信じ、強く生きてもらいたいと思います。


実話ならではの迫力 (埼玉県上尾市 男性 35才)
実話ならではの迫力を感じました。と、同時にこんなひどいことが現実に行われているのかと驚きました。私がちょっと本を置くのを待ち構えるように、小4の息子も夢中で読んでいました。小4には漢字等の面で、少し難しいかな?と思ったのですが、前後の文から察して一生懸命理解しようと読み進めていたのが、印象的でした。


リアルに伝わった (愛媛県新居浜市 女性 25才)
「ほたる賞」の作品が読めると、買いました。私も応募しようと思ったのですが、考えがまとまらず挫折。こうして読むと色々な方のいじめへの考え方や行き場のない傷心がリアルに伝わってきて涙モノです。先生によるいじめは特に腹立たしい。こんな人たちが幅をきかす学校の将来は暗いとつくづく今の子に同情してしまいます。


学校の先生にも読んでいただきたい (座間市 女性 37才)
はっきり言ってびっくりしました。体験されている人の文章は生々しかった。また今までの人生の中で自分のしてきた事への反省や、またある事で本人に言えずに引きずっていることを、今なら手紙に書けそうだと少し勇気が出ました。学校の先生にも読んでいただきたいと思います。


私の心を熱くさせた (広島県福山市 女性 23才)
それぞれの人が、それぞれの立場で書いており、いじめについて考えるきっかけとなった。「辛い経験をした人ほど、人に優しくできると思う」というのには共感できた。どの作品からも何かメッセージがあふれており、私の心を熱くさせた。いじめを苦に自殺する人があとをたたない。一人一人がもっと考えなくては・・・と思う。


心と涙の本に出会えた (長野県須坂市 女性 36才)
心と涙の本に出会えました。一言、一言が大切な意味をもった本でした。すいこまれるように読んでしまいました。人間として小さな力を“いじめ”などというエネルギーに費やさないで、何かを作りあげていく大きな力に変えていけたら、子供たちも幸せになれるのにと感じました。見習いたい先生や尊敬できる指導者、あたたかい大人が一人でも多くいてくれたらと心思う日々です。