ななえさんお母さんになれてよかったね。
お母さんになるというゆめの実現のためには、大きらいな犬とパートナーをくまなければならなかった。
ななえさんは、訓れん所ではじめて会ったベルナの口の中に手を入れてごらんなさいと言われ、とび上がるほどおどろいて、頭がいたくなるほど考えて、そしてねがいをかなえるためにゆう気を出してベルナの口の中に手を入れた。私だったらぜったいにできないし、こわくてにげ出していたでしょう。犬がきらいではない私でもこわくてできないと思うことなのに、小さいころに犬にとびつかれ、かみつかれそうになったけいけんがあるななえさんががんばったのはすごい。そんなななえさんだからベルナと心を通わせあうことができ、ゆめをかなえることができた。ななえさんもすごいと思うけれど、ベルナもえらいと思う。盲どう犬という人の目のかわりになるためにベルナはたくさんの訓れんをうけてきた。きっとベルナだってあそびたかったこともあるだろうし、いやだったこともあると思う。盲どう犬なんてなりたくないと思ったこともあるかもしれない。でもベルナはがんばってきたよね。
そんなベルナがチェアをわすれたときにはびっくりしました。一どおぼえたことはもうずっとわすれないかと思っていました。ななえさんの見上げているベルナの顔を想ぞうしてみたら、なんだかちょっと笑ってしまいました。
一生けんめいに仕事をしているベルナにタバコを押しつける人がいた。ベルナはこわくても、いたくてもじっとがまんしているだけだった。ベルナにだってちゃんと心はあるのにひどすぎる。世の中にはこんないじわるなことをする人がいるのかなと思うとかなしいです。
この本を読んで、私たちがあたりまえにできることでも、目の不自由な人にとっては努力しなくてはできないことばかりで、盲どう犬は目の不自由な人の目のかわりになるために訓れんをつんで役立っていることを知りました。私はこれから白いつえをついた人や、盲どう犬をつれている人をみかけたら、自分のできることを手伝ってあげようと決めました。そしてベルナや、ほかの盲どう犬はとてもえらいと思いました。
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