犬本・読書感想文 優秀賞

かぞくになったベルナ。盲どう犬ベルナをよんで

三村 貴之 (愛知県名古屋市 6才)


 さいしょ、ななえさんは犬がきらいだった。けれど、すきになった。それだけではなく、かぞくになった。
 ななえさんにとっては、かぞくとゆうだけでなく大せつな目です。ベルナのような盲どう犬は本とうにえらいと思う。
 ぼくは小学校のえん足ででん車にのったとき盲どう犬を見ました。ぼくたちはさわいで先生におこられていたのに、その犬は一しょにいた人のすぐよこで小さくまるくなってしずかにすわっていました。ほえたり、かみついたりしませんでした。この本の中にかいてあるベルナのようすと同じでした。
 タバコの火じけんはかわいそうです。男の人はおもしろがってしたことだけど、やけどしたベルナはいたくてなきだしたかったのに、こわくてにげだしたくてもがまんしてずっとななえさんの目のかわりをしていた。男の人よりベルナのほうがずっとりっぱだ。ななえさんもおこっていたけれど、ぼくもそんな男の人はゆるせない。こまっている人や、よわい人をこまらせるなんてしてはいけないことです。ぼくはそんな男の人にぜったいにならない。みんながやさしい心をもってほしい。
 ベルナはあんなこわい思いをしたのに、ななえさんが気がつかないくらいにしっかりしごとをしました。男の人にほえたり、かみついたりしなかった。じっとがまんした。しかえしなどしなかった。くんれんされているとはいえ、りっぱだと思いました。
 これからベルナのような盲どう犬や、こうじさんのような白いつえをついた目の不自由な人を見たらたすけてあげたいです。
 ぼくは「こんにちは!盲どう犬ベルナ」をよんで、ベルナにも心があり、盲どう犬が人の目になり、ぼくたちとも仲よく生かつできる犬だということがわかりました。一人でもおおくの人にベルナのような盲どう犬をりかいしてほしいです。ぼくもベルナにわらわれないようにやさしい心をもちたいです。ぼくにやさしさをおしえてくれてありがとう。

読書感想文 受賞者一覧


 


ハート出版