■ 中1の少女通学支え半年・介助犬「武蔵」死す ■
毎日新聞 2002.02.21
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介助犬武蔵と学校へ行こう!
せき随性筋萎縮症のため車椅子で生活する稲積久美子さん(13)=大阪府茨木市立 南中1年=のパートナーの介助犬「武蔵」(ラブラドールレトリーバー、雄、2歳 3ヶ月)が9日に死んでいたことが12日、わかった。稲積さんは介助犬と中学校に 通う初のケースだった。関係者によると、武蔵は2月初めごろから体調が悪化。同8 日に入院し、手当を受けていたという。 稲積さんは昨年2学期から武蔵と一緒に通学していた。授業を受ける稲積さんの横に 座り、じっと出番を待つ武蔵の姿が昨年秋、新聞などで報道され、稲積さんはホーム ページで武蔵との日々の交流をつづっていた。稲積さんは「大好きなみんなに見送ら れて、喜んでいることでしょう、ありがとう」と武蔵へのメッセージを記した。