新潟日報2002年6月17日

■ ベルナの心　子供に発信 ■

感想文審査で実行委発足

　上越市出身で盲導犬の物語「ベルナのしっぽ」の著作で知られる郡司ななえさんの作品を課題とした読書感想文コンクールで、一次審査を市民で行うための実行委員会発足式が16日、上越市内で開催された。
　これまで、審査に参加することになった市内外の約70人が出席。郡司さんの中学時代の担任で、実行委員長の長谷川新さん（76）が「子どもたちに障害のある人と盲導犬への理解を深めてもらいたい」とコンクールの趣旨を説明、「上越から心の時代の大切さを発信しよう」と呼び掛けた。
　その後、出席者がグループごとに別れ選考方法などを協議。午後からは郡司さんが盲導犬ペリラと旅した韓国の印象を報告した。
　読書感想文コンクールは小学生が対象で、課題図書は「こんにちは！盲導犬ベルナ」など小学生向き三部作。

ベルナ感想文募集要項