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「いじめ」をなくすことをテーマに「第7回ほたる賞」(主催・心のホタルをとばす会)に、石垣市在住の竹田弘さん(47)の童話『星をまく人』が選ばれた。竹田さんは、「何回も書き直した作品で、受賞するとは思わなかった。島の動物は全部、作品に登場させたいし、どこの誰が読んでも面白い作品を書きたい」と喜びを語った。
『星をまく人』は、石垣島と思われる南の島が舞台。「じんじん」と呼ばれる変わり者の男と、固く心を閉ざした少女がホタルを使った自然農法の「ホタル栽培」を一緒にしながら、次第に心を通わせていく物語。
原稿用紙30枚の作品で、受賞は6月に決まり、7月末にはイラスト付きでハート出版(東京都)から出版されている。
竹田さんは流大生物学科を卒業後、約20年前に石垣島へ移住した。受賞作は10年前から書き始めた物語を手直しして応募、210編の中から選ばれた。昨年は別の公募でも童話作品で優秀賞を受賞しており、2年連続の快挙となった。
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