港区政新聞 2004年4月1日

聴導犬普及協会がNPO法人化

 聴導犬普及協会(清野光一理事長)のNPO法人化を祝う会が3月17日、四谷の主婦会館で開かれた。
 同協会は平成12年3月に設立され、昨年11月に認証された。これまでに6頭の聴導犬を育成し、訓練士助手6人を養成している。
 祝う会では、清野理事長、来賓の北区議の水沼正光氏のあいさつ、アシスタントトレーナーの合格証授与、国際ソロプチミスト京都―弥生の中山光代会長からの寄付目録贈呈、乾杯(辻弘一東京都獣医師会会長)、支部の紹介などが行われた。
 また、聴導犬の3人のユーザー(聴覚障害者)が紹介された。このうち練馬区の松本江里さんと暮らしている美音(みお)は柴犬の9才で、身体障害者補助犬法に基づく認定第一号。
 日本で活躍している聴導犬はわずかに20頭前後だが、「街を歩いているとき、あたたかい眼差しをお願いします」とあいさつした。
 ドッグライターの桑原崇寿さん(『聴導犬捨て犬コータ』の著者)と、童話を多くだしている出版社「ハート出版」の日高社長から清野理事長、藤井多嘉史副理事長ら四氏に法人化を祝って花束が贈られた。日高社長は「日本の犬の環境はあまりに悪い」と述べた。

港区政新聞 2004年4月1日

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