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超医療セラピー
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Metamedecine; la guerison a votre portee 超医療セラピーあなたが病気になる本当の理由
クローディア・ランヴィル 著 浅岡夢二 訳 2011.09.19 発行 ISBN 978-4-89295-687-4 C0011 四六並製・384頁・定価 1980円(本体 1800円) |
はじめに より抜粋 |
ごく幼い頃から、私は、人生の根本に関わる、次のような質問に対する答えを探し続けてきました。 「どうして私は生まれたのだろう?」 「どうして、豊かで幸せな人と、貧しくてみじめな人がいるのだろう?」 「人生の目的とは何だろう?」 「人間は死んだらどうなるのだろう?」 「人生には意味があるのだろうか?」 私はカトリックの教育を受けました。そして、神さまは無限に良い存在であると教わりました。でも、私の幼い頭では、どうして、正義であり、善良である神が、私のまわりに満ちあふれている不正や苦しみを許せるのか、まったく理解できませんでした。ですから、やがて思春期になると、私はカトリックの教えから離れることになりました。 その後、私は結婚して子どもをもうけました。しかし、ある時期、私のうつ状態が昂じて、人生は〈苦しみ〉以外の何ものでもない、私の子どもたちは、もっと安定した母親に育てられた方が幸せになるにちがいない、と思うようになりました。私は生きる意欲を完全に失い、ついに、自分の人生に終止符を打つことにしました──。 夫が目を覚ました時、私の様子がおかしいことに気づきました。彼はすぐに救急車を呼びました。 救急隊員たちが、私の体を寝室から救急車まで運んでいくあいだ、私は、自分の意識が肉体から離れ、空中に漂っているのをはっきりと感じていました。その状態で私は、救急隊員たちの慌ただしい動きを、まったく無関心に眺めていました。 医師が、夫に向かって、「あと数時間しか命がもたないでしょう」と言うのが聞こえました。 とはいえ、私は、肉体に戻るかどうかは自分自身で決めることができる、ということを知っていました。そこは、時間も空間もない、非常に不思議なところでした。 肉体の私は、人工呼吸器につながれて、昏睡状態ですごしていました。あとは、その肉体の私が息を引き取るのを待つのみでした。 朝四時からの勤務につくはずのある看護師が、私のところにやってきました。彼女は、私の枕元にたたずんで、しばらく私を見つめてから、こう言ったのです。 「まあ、なんてかわいそうな人でしょう!」 その言葉が私を深く感動させました。そして、私を、無関心の状態から引きずり出したのです。それほどの思いやりに接して、私はもはや無感覚の状態に留まっていられなくなりました。そして、こう考えたのです。 「たった一人でも、私にこれほど関心を示してくれる人がいる以上、私がもう一度、地上に戻ることには意味があるはずだわ」 そして、こう考えた瞬間、私は肉体に戻っていました。私が目を開けたため、ナースセンターは大騒ぎになりました。私はすぐ、ICU(集中治療室)に運ばれました。 つまり、私を蘇生させるためには、医学的な努力よりも、たった数語の心のこもった言葉が必要だったのです。 この強烈な体験は、それまで私が答えを出していなかった疑問を再燃させました。また、体から抜け出しても苦しみから自由になれなかったこの経験を通して、私は、自殺が私たちを苦悩から解放しないことを知りました。 自殺しても、単に乗りものとしての体を使えなくなるだけで、不幸な状態はまったく変わらなかったのです。こうして、私は、自分が成長しなければ何の意味もないことを悟りました。 超医療とは何か? 人によって、超医療の定義の仕方はさまざまです。 ある人は、それを、生命哲学だととらえるでしょう。別の人は、それを、心身医学の一種であると考えるかもしれません。また、ある人は、それを、感情の医学だと思うでしょう。さらに別の人は、それを、魂の医学であると定義するかもしれません。しかしどの人も、それが、何よりもまず、意識の目覚めによる医学である、という点では一致するはずです。そして、意識の目覚めこそが、私たちを人生の統御へと導いてくれるのです。 超医療とは、演繹的というよりもむしろ徹底して帰納的なアプローチの仕方だと言っていいでしょう。演繹とは、ある前提に基づいて、そこから論理的に結論を出すやり方です。一方、帰納とは、具体的事実に立脚して、結論を導き出すやり方です。帰納的というのは、言われたことや与えられたことに立脚する、という意味です。入手しうるデータに基づいて結論を出したとしたら、私たちは帰納をしているのです。 では、ここで、ある例を出してみましょう。ある若い男性が、膝が痛いということでお医者さんに診てもらいました。すると、そのお医者さんは、その若者に、「あなたの体の成長が速すぎるので骨に無理がかかっています。とくに膝には無理がかかっていて、それで痛みが出ているのです」と言いました。解決方法として、痛み止めを処方されただけだったので、彼は別のお医者さんにも診てもらいました。すると、そのお医者さんは、「あなたが柔軟性を欠いているので、膝に痛みが出ているのです」と言いました。これらの演繹は正しいかもしれません。しかし、同時に、間違っているかもしれないのです。 帰納的アプローチにおいては、クライアントが経験していることを解釈するのは医者ではありません。医者はむしろ「同伴者」として、クライアントがなぜ自分の表面意識を超えたところでそのような苦しみを作っているのか、ということを理解するための手助けをすべきなのです。 ですから、超医療においては、クライアントに対して、セラピストが適切な質問をすることにより、クライアント自身が苦しみの原因を発見し、自分自身で、それをどう治すかということまで発見するのです。 こうして、超医療は、当然のことながら、健康上の問題だけではなく、人間関係の問題、職業上の問題、自己実現の問題まで解決することになります。 また、超医療は女性的な医療であると言えるでしょう。男性的な医療とは、たとえば外傷のような具体的な問題に、診断を下し、手術をおこない、人工装具をつける、といったような医療のことです。しかし、原因がはっきりしない場合には、こうした男性的医療は、まったくのお手上げ状態となってしまいます。 そんな時に登場すべきなのが、女性的な手法である超医療なのです。男性的な医療と、女性的な超医療は、ちょうど左脳と右脳のように、お互いを補い合うような関係にあると言っていいでしょう。どちらが欠けても、人間としては正常に機能しません。ですから、一方を取って他方を捨てる、というようなことはすべきではないでしょう。 そして、超医療は、クライアントを自律へと導きます。クライアント自身が、適切な質問を自分にすることができるようになれば、自分で答えを発見し、自分で解決法を見つけることができるのです。 もう、自分の健康と幸福を他の人にゆだねる必要はなくなり、自分で自分を癒す力を手に入れることになります。その結果として、高い見識と自己信頼を得ることができるでしょう。 あと、超医療は思いやりの医療でもあります。超医療では、不調または病気が現われる前にクライアントが感じた感情に対して特に焦点を合わせます。そして、苦しんでいるクライアントをありのままにやさしく受け入れるのです。 現在、私たちが提唱する超医療を取り入れるセラピストの数が、どんどん増え続けています。というのも、それらのセラピストたちは、クライアントを一方的に治療するよりも、クライアントの意識の目覚めをうながすことの方が大事であると理解し始めているからなのです。 私たちの体は、病んだ部分を回復させるために、何らかの手助けを必要とするかもしれません。その手助けは、ある場合には、休息であるでしょう。ある場合には、手術であるかもしれません。またある場合には、薬である可能性があります。 ですから、自己治癒の道を歩むにあたって、いっさいの薬や医者が不要だと言っているわけではありません。そうではなくて、薬や医者が私たちを治すのをただ漫然と待つのではなく、私たちにできることをして治癒を促進させるべきだと言っているのです。 では、この本が、あなたにとって、進化のための素敵なガイドになってくれるよう、心から祈っています。 |
目 次 |
はじめに |
おわりに |
私は、この本を、シンプルな言葉と、明確なイメージと、分かりやすい例と、実際の体験を使って書きました。それは、私自身が行ったところよりも、もっと遠くまであなたに行っていただきたいからです。どうか、私が今日体験している幸せと平安を、あなたもまた味わってください。 |
著者紹介 |
■ クローディア・ランヴィル(Claudia Rainville) ■
1951年、カナダ、ケベック州生まれ。大学の医学部で細菌学を学び、医療現場に11年間勤務したのち、心と体のスピリチュアルな関係に着目し、西洋と東洋のさまざまな技法をもとに〈超医療セラピー〉の手法を確立した。このメソッドは、20年以上にわたる実践と、数千件におよぶカウンセリングによって、その効果が実証されている。かつては彼女自身も、うつ病やノイローゼに苦しんで自殺未遂をはかったり、病気や不調によって9回もの手術を受けたりしてきたが、この〈超医療セラピー〉の手法を取り入れることによって、それらの症状はもちろん、乳ガンや子宮ガンさえも、みずからの力で克服することが可能になった。その経験と癒しの手法について書かれた著作の多くが、各国でベストセラーになっており、現在も、セミナーやワークショップ、講演会などを中心に、世界各地で活動中。
■ 翻訳者・浅岡夢二(あさおか・ゆめじ) ■
1952年生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学科卒業。明治大学大学院博士課程を経て中央大学法学部准教授。専門はフランスおよびカナダ(ケベック州)の文学と思想。現在、人間の本質(=エネルギー)を基礎に据えた「総合人間学(=汎エネルギー論)」を構築中。フランス語圏におけるスピリチュアリズム関係の文献や各種セラピー・自己啓発・精神世界関連の文献を精力的に翻訳・紹介している。リズ・ブルボー『〈からだ〉の声を聞きなさい』シリーズや『ジャンヌ・ダルク 失われた真実』『光の剣・遥かなる過去世への旅』など訳書多数。著書に『フランス文学と神秘主義』がある。 |
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