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シルバーバーチのスピリチュアルな法則
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■ ハート出版 精神世界の本 ■ シルバーバーチの 宇宙と生命のメカニズム すべてを支配する存在とは何か 世界中の人たちに感動を与え続けてきたシルバーバーチのスピリチュアルな教え――。これまでにない科学的アプローチでそのメッセージの本質に迫り、さまざまな人生の難問が解き明かされる。終わることのない旅を続けるあなたに贈る、“真理”のためのガイドブック。 フランク・ニューマン著 近藤千雄訳 2003.07.23 発行 ISBN 4-89295-473-X C0011 四六並製・240頁・定価 1430円(本体 1300円) The UNIVERSE of SILVER BIRCH by Frank Newman, The Spiritual Truth Foundaition, United Kingdom(1998) |
序 |
人間はいったい何のために生きているのだろうか? はたして地上人生には生きる意義があるのだろうか?――これは誰しも抱く疑問ですが、この本はそうした疑問についての答えを模索しながら歩んでいる方々のために、フランク・ニューマン氏がやさしく語ってくれたものです。言うなればスピリチュアルな巡礼の旅の道標です。 ニューマン氏は、れっきとした物理学者です。モーリス・バーバネルが霊媒をつとめる交霊会に出現した“シルバーバーチ”と名のる聡明な指導霊からのメッセージとの出会いによって、それまで抱いていたさまざまな問題――人生の疑問だけでなく専門の物理学の原理まで――を理解する上でのヒントを得たといいます。 かく言う私は、実は、そのシルバーバーチの交霊会に四十年から五十年ばかり出席したレギュラー・メンバーの一人でした。「四十年から五十年」という言い方は変ですが、シルバーバーチの霊言と出会った頃の私は英国国教会の牧師で、交霊会に出席した時はまだその説くところが容易には信じられず、何度も議論し、疑問点を質し、悩み苦しみ、出席したりしなかったりしたあげくに、ついに得心して牧師職を辞しました。その迷いの期間が十年ばかりあったということです。 シルバーバーチは、自分の説くことは絶対に間違っていないとは言っておりません。真理を述べるに際して独断を一方的に押しつけることを嫌います。ドグマとは理性の介入を許さない説のことだから、というのがその理由です。そして自分の説くことを理性の光に照らして判断し、納得がいかなければ拒絶し得心がいけば受け入れる――それでよろしい、と言うのです。半世紀にわたって交霊会に出席してきた私は、真剣に道を求める魂を得心させないようなことは、シルバーバーチは決して語っていないことを断言します。 人間がたどる巡礼の道は一人ひとり違います。私の旅は二二歳の時に始まりました。戦争に次ぐ戦争で人間の生命のはかなさを痛感していた時に、第一次大戦の従軍牧師だったスタッダート・ケネディの「来世の存在を確信せずして地上生活の本当の幸せは有り得ない」という言葉を何度も反芻したものです。 次の出会いは著名な英国人ジャーナリストのハンネン・スワッファーで、エドワード・マーシャル・ホール卿と二人で、スピリチュアリズムの普及のためにクイーンズ・ホールを借り切って講演会を開いていました。それに何度か出席しているうちに、スピリチュアリズムの真実性を確信するようになりました。そして、国際スピリチュアリスト連盟の会長で、最初にスピリチュアリズムに関するラジオ放送をしたアーネスト・オーテンの次の言葉が決して大げさでないことを知るに至りました。 「これまでに得た証拠によって私は、すでに死の関門を通過した人々と(交霊会で)対話を交わしていることは間違いない事実であることを断言します。その確信は、たとえこの事実を信じる者が地上で私一人であっても、絶対に揺らぐことはありません」 ここまで巡礼の旅を続けてきた私がシルバーバーチの教えをまとめると次のようになります。 (1)この地上生活は魂の幼稚園のようなもので、死後に始まる次の段階の生活に必要な体験を積む場所であること。 (2)物質の仮面をかぶっている実在の霊的世界について、少しでも多くを理解するように努めることが望ましいこと。 (3)「神」とか「大霊」と呼んでいるものは全存在の総計であると同時にそれを超越した存在であり、自然界のあるゆる側面に顕現していること。それは愛と叡智と真実の極致であり、それが法則となって森羅万象の営みの中で一瞬の休みもなく働いていること。 (4)「祈り」の霊的な意味を理解することが必要であること。すなわち、自我の内と外に存在する大霊のパワーとのつながりを緊密にするために、憧憬の念をもって常に祈ることを怠らないようにすること。 こうした教えは、ニューマン氏の解説によって一段と理解を深められるに違いありません。最後に私自身の体験を述べておきましょう。 モーリス・バーバネル氏は若い頃よくハイドパークにある“スピーカーズ・コーナー(演説広場)”でスピリチュアリズムについての演説をしたものですが、急用ができた時などに私に代役を頼むことがありました。当時はまだスピリチュアリズムは物笑いのタネにされる時代で、酷いヤジが飛んだものでしたが、演壇から降りて解散した後に必ず一握りの真面目そうな人たちが残っていて、キリスト教への疑問と不満を真剣な面持ちで私に語ったものでした。 その人たちのように、真剣に真理を求めながら在来の説に飽き足らず、あるいは大きな疑念を抱いている人が少なくありません。そういう人たちは言わば“地上の迷子”のようなもので、既成宗教から脱しようと思いながら、さまざまな理由で躊躇しているのです。本書はそういう人々にこそ読んでいただきたいものです。 ヴァーノン・ムーア
〈訳者補注〉 |
はじめに |
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目 次 |
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著者・訳者紹介 |
■ 著者 フランク・ニューマン(Frank Newman) ■
1918年生まれ。電気工学、機械工学の専門家。英軍の下士官としてアジア、アフリカなど世界各地に赴任。そこで体験した超自然現象がきっかけとなって、退役後はスピリチュアリズムの研究に着手。主にシルバーバーチの霊言を用いて、科学者としての視点から“宇宙・神・人間”の関係を解き明かす。最新刊に“Spirit of the New Millennium:THE ULTIMATE THEORY”がある。 ■ 訳者 近藤千雄(こんどうかずお) ■
昭和10年生まれ。高校時代からスピリチュアリズム交霊会にも度々立ち合って、死後の個性の存続を確信。明治学院大学英文科在学中からスピリチュアリズムの原典に親しみ、その翻訳を決意して4年次で、“翻訳論”を専攻。これまで再三英米の著名な心霊家や霊能者、さらにはスピリチュアリズムの発祥の地を訪ねて、オーソドックスな心霊知識の移入と、日本での普及につとめている。これまでの訳書60冊、編訳書6冊。英語教室経営。 主な著書・編訳書に「人生は本当の自分を探すスピリチュアルな旅」「霊的人類史は夜明けを迎える」「迷える霊との対話」「タイタニック永遠の旅」「ペットが死ぬとき」「シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ」「シルバーバーチ新たなる啓示」「シルバーバーチ最後の啓示」「シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A」「CDブック・シルバーバーチは語る」「イエス・キリスト 失われた物語」「シルバーバーチのスピリチュアルな法則」「スピリチュアル・ストーリーズ」「スピリチュアル・イングリッシュ」「シルバーバーチ 今日のことば」等がある。 |
読者の声 |
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