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■　ハート出版の健康書　■

不思議な石の粉

医師も首をかしげるホントの話
ガンも治る!?ハゲも治る!?胆石・結石も溶かす!?

塩野崎悦朗　監修　1993.11.11　発行　　

ISBN 4-89295-030-0 C2077　四六並製・160頁・定価 1282円（本体 1165円）

　不思議なことを、ごく自然に受け入れるひとびとが増えてきた。十年まえなら、「おなかに手を当てるだけで胃痛が治る」と堂々と発言している人は、どこかの新興宗教の信者くらいに思われたものだ。しかし、現在では、それは《気》の力によって十分起こり得ることだ、と思っている人は少なくない。 霊魂の存在にしても、以前はまったくその種の話に耳を傾けなかった頭の堅い（？）ひとびとが、かのＮＨＫが『臨死体験』や『チベット死者の書』など霊魂の存在の可能性をさぐるような番組を放映するに及んで、「ひょっとすると…」を考えるようになった。
　 なぜこんなことになってきたのだろうか。 その大きな理由のひとつは、これまで世界をリードしてきた近代科学に対する不信感だろう。近代科学といえば大仰だが、身近な例でいえば、農薬を雨のように振りまいて作る農作物があり、アトピーをはじめとする現代病があり、自然破壊につながる大規模開発がある。科学の影響が生活のはしばしに染み通っているがゆえに、その��副作用�≠熕ｶ活のあらゆる面に広がっている。
　現代生活のどこかがおかしい。確かに合理的に考えていけば、科学がリードしてきた現代生活はベストなはずだ。にもかかわらず、なぜ危険な食べ物ばかりが増え、奇妙な病気が広がり、地球環境が脅かされるようになってしまったのか。 近代科学のどこかに、あるいは人間の理性のどこかに大きな欠陥があるのではないか。そんな漠然とした不信感が、いまの不思議ブームとでも呼ぶべき流れをつくっているのではないだろうか。
　 われわれ「不思議世界」取材班も、こうした時代の流れをリアルにとらえるためのルポルタージュを発表していきたいと思いながら取材を続けている。その過程で、本書の監修をしていただいた塩野崎悦郎さんに出合ったわけだが、じつは塩野崎さんに最初に連絡をとったときには、こんな本ができ上がるとは思ってもいなかった。
　塩野崎さんの「石の粉」の効果のなかで、われわれが最初に知ったのは、じつは育毛効果だった。もちろん、育毛にも関心が高いことは承知している。しかし、不思議現象のなかに近代科学を超える原理をさぐろうと念願しているわれわれにとって、育毛効果がいかに驚異的でも、わざわざ長野県などに出向いて長期取材を行うほどのものには思えなかったのである。
　 ところが、スタッフのひとりが、この育毛効果について奇妙な話を聞いてきた。この「石の粉」の育毛効果は、成分よりもむしろ、《気》のような作用で効果が出ているらしいというのだ。
　「１０１」とか「ダーバオ」とか「アポジカ」とか様々な育毛剤が話題になってきたが、そのいずれもが「この商品のこんな成分が毛根のこんなところに効く」という言い方で、成分を最重要な��売り�≠ﾌ要素にしてきた。いや、育毛剤に限らない。あらゆる医薬品や化粧品などはすべて成分を問題にしている。なにか効果があれば、「それはこんな成分、こんな栄養分が入っているからだ」と考えるのが現代人の常識になっている。
　 しかし、「石の粉」は、成分よりも、《気》の効果で毛を生やすという。これは近代科学を超える新しい見方のひとつではないか。そう直感して、塩野崎さんに「石の粉」の取材をお願いした。これがスタートだった。ところが、われわれの直感をはるかに超えて、「石の粉」の効力は驚くべき場面で数々の実績を残していた。そして、いずれもが成分が問題なのではなく、「石の粉」の《気》が作用しているらしいことをうかがわせていた。
　つまり、成分が問題ならば、かならずといっていいほど起こる副作用という現象が、「石の粉」にはないのである。これは、まさに近代科学（医学）の壁を超えるできごとだ。 こうして取材班は、「石の粉」にかかわる多くの事実に驚き、感動を覚えながら１年間の取材を終えた。もちろん、《気》というものが実際には何なのか。本当に存在するものなのか。そんな本質的な問題の追究では、さしたる成果もあげることはできなかった。しかし、数多くの驚くべき事例は、難病に悩むひとびとの福音になるに違いない。そのことを祈りながら、本文と事例集のいずれの事例もひとつひとつ正確にルポしたつもりである。 ただし、ここに上げた事例はほんの一部であり、近くさらに詳しい事例をレポートした本を執筆したいと思っている。われわれをそれほどにかき立てるほど、奇跡的なできごとが「石の粉」の周辺では起こっているのだ。

《第１章》｢奇跡の石｣が存在した　

■　ガンを治す不思議な石　

■　塩野崎悦朗（しおのざきよしろう）　■

1931年長野県生まれ。親子二代の乳牛屋を営む。1959年から家畜商に転出。熊本、北海道から乳牛などを買い入れ、本州の酪農家に販売する。石との出会いは1970年頃。 乳牛の乳の出を阻害する乳房炎を活性石の粉で完治させたのがきっかけ。以来、石や土、泥などの選鉱眼を磨き、生物資源の開発に専心。1980年以降は活性石の研究一筋 に打ち込み今日に至る。主な著書に 『不思議な石の粉』 『やっぱり凄い！石の粉』（監修・ハート出版） 「活性石の秘密」（ハート出版ふるさと文庫）など。