■ とべないホタル
小沢昭巳 国学校図書館協議会選定図書 静岡県・青少年にとっての優良推薦図書
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シリーズ150万部(2002年)を突破したベストセラー
「この童話でいじめが消えた!」と、父母や教育現場で大評判。お説教でない「優しさ」と「勇気」を描く。小学4年生の道徳教科書にも抄録。長編アニメ映画「Pipi とべないホタル」が全国上映。 |
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■ とべないホタル2 小沢昭巳
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ホタルたちのふしぎな夜
激しい嵐にあったとべないホタルは、同じように嵐に遭い土の中に身体半分埋まってしまったホタルを見つける。とべないホタルは、見えない声に突き動かされて、埋まったホタルの救出を始める。「ハンディを持つ者に対する対応」を描いた前作に対し、「ハンディを持つ者自身がどうコンプレックスをはね返して生きていくか」をテーマにしている。 |
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■ とべないホタル3
小沢昭巳 福井県優良図書
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月見草のまつり
ホタルのおやどをおそった嵐は、ホタルたちからたくさんのものを奪い去っていった。目が見えなくなったホタル、光れなくなったホタル、片足とひげを失ったホタル……など。しかし彼らはそれをバネにして前向きに生きようとする。シリーズ第3作は、ハンディを持った者と、そうでないものが仲良く手を取り合って生きていこうとする姿をテーマにしている。 |
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■ とべないホタル4
小沢昭巳 全国学校図書館協議会選定図書
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月の夜、星の林に
前作で生き残った8匹のホタルたちが、遠いところから飛ばされてきた見知らぬホタルと出会う。必死にコミュニケーションを取ろうと試みるのだが、彼にはどういう訳か全く言葉が通じないのだ……。「他人の悲しみを自分のものにすることによって、理解をしあう」というハンディを持つ者に対して不可欠な対応を描いている。 |
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■ とべないホタル5
小沢昭巳 全国学校図書館協議会選定図書
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月さんの歌
自らの短い寿命を知り、死の恐怖におびえるホタルたち。そんなとき、彼らは一匹のウミボタルに出会う。その羽のないウミボタルから語られた話は、彼らにとって身の毛もよだつような恐ろしいことだった……。いじめにあったウミボタルは、それでも仲間の中に入ろうとあらゆる努力をする。しかしその努力もむなしくいじめは更に激化する。そして、ついにウミボタルの「悲しみ」は「怒り」に転化する。「集団の中でいかに仲良く生きていくか」が今作のテーマ。
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■ とべないホタル6 小沢昭巳 岩手県課題図書
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ホタルたちの見た夢
嵐で生き残った8匹のホタルたちは、カワセミから聞いた「虹のように光るホタル」を探しに行く。そんなとき一匹のホタルが川に落ちてしまう。自責と後悔の念にさいなまれるホタルたち。その時、彼らはついに「虹のホタル」を発見する。しかしその正体は……。 |
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■ とべないホタル7 小沢昭巳
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テントウムシたちの夜
夜の虫であるホタルと、昼の虫であるテントウムシが水害に遭い、お互いの特性を生かしながら助け合って生きてゆく物語。奇しくも阪神大震災のボランティア精神がテーマとなっている。
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■ とべないホタル8 小沢昭巳・三浦千恵
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森からのおたより
コンプレックスの塊のカメムシと森のホタルたちとの心の交流。いじめられている子どもとどう付き合ったらよいかを教える。共著に「第1回ほたる賞」受賞者の一人で中学三年生の三浦千恵さんが参加。自らの経験をもとに、作品に厚みを加えている。
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■ とべないホタル9
小沢昭巳
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水辺のおやど
日本海沿岸を襲ったロシア船重油流失事件で、黒い不気味なものと戦っている水の中の魚や貝たち。ホタルの物語をその困難の中におこうという思いで書かれたお話。 |
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■ とべないホタル10
小沢昭巳・伴和子
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星月夜の川べり
「ほたる賞」受賞者との二度目の共作。今回のテーマは相次ぐ青少年の自死について。
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■ とべないホタル11 小沢昭巳
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銀色の森
とべないホタルを抱えて飛んでいた目の見えないホタルが死んでから、ホタルの仲間たちには元気がありません。ある晩、森が光っているのを不思議に思ったホタルたちは、森へ出かけることにします。仲間たちは、とべないホタルを思いやり、森へ歩いていくことにするのですが………優しさと勇気、思いやりに溢れたシリーズ11話目のお話は、ついに6匹になってしまったホタルたちが、自分たちより儚い虫と出会い、次第に元気を取り戻していく物語です。
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■ とべないホタル12 小沢昭巳
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雨上がりの岸辺
とべないホタルが棲む川べりには、アリジゴクがありました。ホタルの仲間たちは、力を合わせてアリジゴクに落ちたアリを助け出すのですが、それを見ていた栗の老木は、ホタルたちに思いがけないことを告げるのでした。感動のシリーズ、完結編です。
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