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■ 死者の霊魂とどうつきあうか ■


死者からの教え


悪霊などいるものか

萩原玄明 著 1994.11.10 発行  

ISBN 4-89295-049-1 C0014 四六上製・240頁・定価 2136円(本体 1942円)

 

まえがき

死者からの教え…苦難は、霊障でもなければ悪霊の仕業でもない。人間の生き様への警告である。その生き様を憂う彼らの切なる訴えが作用するとき過酷な苦難となる(ハート出版)

 この本は、同じハート出版から既に出版されている「死者は生きている」「精神病は病気ではない」「精神病が消えていく」の三冊に続く私のシリーズの第四冊目として書かれたものです。順番にこの四冊すべてを続けてお読みいただけると、精神病という悲しくもつらい現象が一体何を意味するものなのか、また、私がムキになってお話していることが何なのかが、それこそ順を追うように次第によく理解なさって行けると思います。理解と申しましても理屈の上での理解ではなく、心の持ちようの上での、大きな納得とでもいうようなものを私は期待しております。
 四冊を通読なさるのは大変でしょうが、真剣に通読するという努力と、読んで行く間のいろいろな体験を含む時間の経過というものが、どうも理屈を超えた所のものを掴み取る上でとても大事なことのようなのです。それで私は「まず本を読んで下さい、それからでないとその先へ進まないのです」と、うるさいようですがいつも申し上げています。
 この世にあるさまざまな人間の難儀、たとえば精神病をはじめとする難病奇病、事故、怪我、家庭内や仕事の上での不運・不調和などが、つらければつらいほど厳しければ厳しいほど人間はそれらを、とんでもない相手からの非情な攻撃と考えてしまいます。 確かにとんでもない相手というべきで、とにかくこの世の理屈も科学も通用しません。一体何故なんだ、どうしてなんだと、自分を不幸のどん底に突き落とすその理由を知ろうにもまるで見当がつきません。第一、目に見ることが出来ないのですから、まったく不思議きわまる恐ろしい相手です。そこで、このようなとんでもない相手を人間は悪霊・悪魔と呼んで今日まで来ています。
 目に見えない相手のために、それらに対抗する手段として、祈祷をしてもらうとか、お払いをしてもらうとか、はたしてそれによって本当に悪霊なるものが消滅したり退散したのかどうか、結果がまったく見えない方法なのに、多分これでよかろうといういい加減なことで何百年も過ごして来ました。
 しかし残念なことにこれらの方法は文字通り気休めでしかなく、人間がいろいろ考えて始めたどんな方法もこの悪霊というものにはまったく歯が立ちませんでしたし、今も何の役にもたっていません。
 ご自分の家の中に、たとえば精神病に代表されるような本当につらい苦しみを今抱えていらっしゃる人は、この相手に対しては呪文を唱えたり、おまじないをしたり、狂気じみて経文を読んだりして、一心に「立ち去れ!」と念じても一向に通じないことを、既に体験によってよくご存じのはずです。
 相手は、悪霊などという名で呼んで忌み嫌い、ただ恐ろしいものとして取り扱って来た怪物とはまったく違うものなのです。ここのところを間違ったまま人間が勝手な考えでどんな形で念じたって相手はビクともしません。
 では、人間にさまざまな苦難をもたらす不思議な、そして、目に見えない相手は一体何者であり、どうしたら苦難から這い出ることが出来るのでしょう。
 問題は、厳しい苦しみが何のために自分に来たか、その原因を自分の中に探す心になれるかなれないかです。自分に苦しみをもたらすものは悪でマイナスであり、自分の物欲を満たしてくれるものは福の神でプラスだなどと、たいしたこともない自分をいつまでもド真ん中に据えて、何一つ反省することなく暮らしているうちは、一歩も前へ進みません。いつまでも苦難の渦中にあえぐだけです。
 一番肝心なことはここです。最初に申しましたように私の本を時間をかけてお読みいただくうちに、悪霊とか悪魔などと呼ばれるものは絶対に存在しないのだということがきっとおわかりになります。悪霊・悪魔と思えていたものが、すべて縁ある死者すなわち「人間」であり、その人間がこの世に苦痛をもたらすのは彼等の「教え」であり、そしてその原因はすべてこの世の人間にあるということを確信することになるでしょう。
 これまでの三冊同様、常々私が力説していますことを今回も実際の事例をまじえながら出来るだけわかりやすくお話してまいりますが、特にこの本では、私の寺における月例供養祭での私の法話を、随所に『法話集より』として挿入してまいります。主に平成五年度のものを中心にピックアップしてみました。
 この法話のところは文語体になっていますので少々読みづらいかもしれませんが、それだけに逆に読み流すことなく丁寧に内容を噛み砕いてお読みいただけるのではと期待しています。一字一句に大事なことをこめて書いたつもりです。ゆっくり繰り返し読んでみて下さい。
 ある瞬間に突然、今まで考えたこともない人間の大切なことがらに、ビリビリと電気が走るかのように気がつくはずです。まるで悟りがひらけたかのようなこうした体験をなされば、もう悪霊なるものはあなたの回りから影も見えなくなるでしょう。何をどう対処して行けばいいのか、もう迷うこともありません。大昔から少しも変わらない悪霊払い・悪魔退治の類いがいかにナンセンスな行為だったかもよく理解できることでしょう。それが楽しみでもあり、また、私の願いでもあります。

 


 

目 次

 

第1章 自分の死に気づいていない

  1.死者たちからの大きな教え  

    精神病は苦しみの代表格  

    親にものを申したい

  2.暮らしの中に反省が見えない  

    悲しいばかりの無知  

    苦しみから学べばいい

   3.死者はそのまま生きている  

    間違っていないと思う間違い  

    迷いの世界から来る意識の作用  

    死者と語る

  法話集より

    1 わが身の回りばかり

    2 現世に苦しみをもたらすは、これ死者の目的にあらず

    3 供養は死者への施しにあらず

 

第2章 死者が教えてくれるもの

  1.死者の激しい後悔  

    反省の山また山  

    今をどう生きる

  2.これでもわからぬのか  

    死者の思いはこんな作用まで  

    憑依に学ぶ

  3.本当の幸せを知る  

    今死んだらきっと浮かばれない  

    何も彼も捨てる

  法話集より

    4 生命なるもの肉体のほかさらに一つあり

    5 生きている間に成佛を成す

 

第3章 生かされている意味

  1.どうして生きているのだろう  

    危機一髪・間一髪  

    すべてお見通し

  2.生きていてよかった  

    挫折・失敗のすすめ  

    身体だけが人間ではない

  3.人間の誕生は御佛のなさること  

    肉体だけの誕生はない  

    御佛のなさるままに

  法話集より

    6 大切なのはこの身体

    7 生きている者なればこそなしうる道なれ

 

第4章 死を見つめて生きる

  1.死とは何かをよく知ろう

    この身体は魂を知るための道具

    信仰と思いこんでいる無信仰

  2.生死それぞれの意味

    難しいのは素直な心

    魂は決して死なない

  法話集より

    8 さほど難しき話とも思えず

    9 自らの力にて生くるにあらず、生かされてあるを知れ  

 

第5章 虚偽の道へ踏み込まないために

  1.供養とともにある暮らし  

    便利な近道などあるものか  

    正しい自分ならいつも安らか

   2.マスコミに使われる低い霊能力  

    霊能力は人間の才能ではない  

    嘘が見えない無知

  法話集より

    10 祈り拝むことと供養とは別のもの

    11 供養は容易なる道なり。されど唯一真実の道なり

 

第6章 この世は魂を磨く所

  1.人間は人間以上の何ものでもない

    何をしに生まれてきたのか

    愚かしい体験の中にこそ

  2.過酷な体験こそ大きな教え

    不幸はなぜ襲って来る

    果てしない苦しみと迷い

    夜明けを迎えて

  法話集より

    12 苦労というは価値ある教え

    13 苦しみ無きは御佛に見放されたる証拠

 

第7章 生かされている自分を知る

  1.成佛していないお坊さん

    なぜ素直にならない

    悔い改められるかどうか

  2.本当に大事なものは何か  

    財産の価値などまるで泡  

    今この世に在る意味

  法話集より

    14 供養こそ人間最高のつとめ

    15 供養し得るぞ有り難き

 

終章 悪霊などいるものか

 

著者紹介

■ 萩原玄明(はぎわら げんみょう) ■

 

昭和10年11月8日、東京都八王子市の菅谷不動尊教会の次男として誕生。現在は八王子市の宗教法人・長江寺住職。供養による死者の完全なる成仏と、世の人々の正しい生き方を説いて全国的な活動を展開中。

 主な著書に「死者たちからの映像通信」「御佛と死者と」 「精神病は病気ではない」 「死者は生きている」 「精神病が消えていく」 「死者からの教え」「あなたは死を自覚できない」 「これが霊視、予知、メッセージだ」 「あなたも自殺しますか?」「心を盗まれた子供たち」 等がある。

 

読者の声

 

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