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■ 精神世界の本 ■


心を盗まれた子供たち


迷える潜在意識が引き起こす青少年期の異変

精神病に独自の方法論で取り組む著者による待望の書き下ろし


ロングセラー「精神病は病気ではない」で扱っている「症例」の大半が、青年期に「発症」。一方、最近多発する青少年たちの異常な犯罪も、子供たちの心の異変とは無縁ではない…。この問題の正しい理解がなければ、家庭の悲劇、この種の犯罪は後を絶たない。逆にこの問題を正しく理解すれば、目から鱗、様々な問題解決の糸口が見えてくる。


萩原玄明 著 2004.02.13 発行

ISBN 4-89295-467-5 C0011 四六並製・216頁・定価 1650円(本体 1500円)

 

まえがき

心を盗まれた子供たち


 最近の世相を見ていますと何も彼もがお金と物のことばかりで、人間の心のことがすっかりおろそかにされています。
 こんな時に今若い世代の、特に子供さんの心の異変がとても多いと聞きます。
 心の異変とは本来の性格からはとても考えられないような異常な言動が始まるということで、例えば引きこもりとか家庭内暴力とかいうことをいいます。
 最も愛する子供さんのこうした一大事にすっかり動転しているのはご両親であり、またはそれに代わる立場の人であると思われますが、この本はそうした方々のために書いたものです。従って、ご本人の子供さんが読んでも何にもなりません。
 なぜそうなのかはお読みになればご理解いただけると思いますが、とにかくこの重大事の解決はご両親によってのみ可能なのです。まず誰よりもご両親が詳しくお読みになることをお勧めいたします。
 一体どうしてこういうことになったのか、これは何なのか、そしてどうしたらよいのかと、困り果てた末にとにかく子供さんを病院へ連れて行かれるのですが、それでも本当のことは皆目わかりません。ましてやこれから先どうなって行くものなのか、これも全く予想も見当もつきません。
 もう二十年もこうした心の異常と真っ正面から取り組み、これまでに『精神病は病気ではない』『精神病が消えて行く』などの著書を書いて参りました私が、その実際の体験を踏まえて新しく書きましたのがこの本です。特に子供さんを意識して書きました。
 異変を直接受けている子供さん自身の苦しさはとても厳しいものです。そしてまことに残念ながらこの現象には突然に治ってしまうというような奇跡は絶対に起きないのです。
 親御さんの中には世間体のほうを優先してのことか、またはご自分の不安に自身で耐えられないためか、たいしたことではないと思い込むことに努力なさる人もいます。が、そんなことでは済まないし、解決も望めないのは当然のことです。
 これは目に見えない世界に関わることであって、医学でも科学でも、とにかく理屈で何とかなるようなものとは全く違うことに気がついていただきたいと思います。
 私の過去の著書をはじめ、この本に触れることによってどうか真実を知って下さい。その真実を素直に受け止められるかどうか、そこにこの困難な状況の解決はすべてかかっています。
 子供さんのことで目の前が真っ暗になっているご両親にとって、この本は本当の応援ができるものと自負しています。嬉しい結果への道を歩んで行かれるよう私は心から願っております。



 

目 次

はじめに

一、愛する子供の心が盗まれる
   これは一体何ごとか
   何故可愛いわが子がこんなことに
   病院で本当に治るのか
   はてしなく続く苦難の道を
   苦難と悲しみが次々と
   藁をも掴む思いの宗教でも治らない

二、心を盗まれるとはどういうことか
   人間の正しい心が失われている
   体があるから心があるのではない
   心を盗んだものは何か
   目には見えないところに真実が
   憑依して来た別の心

三、誰がどうしてうちの子に
   死んだのに生きている
   どんな思いでいるのだろう
   死んでも死んでいないままに
   意識だけが生きている
   一人や二人ではない
   死者たちとの心の交流

四、先祖も自分も間違っている
   死について考えたことがあるか
   死んだことがわからない
   思い違い勘違いのまま死んで
   死んだら何も無い

五、インドから学んだこと
   死とは苦しみの終り
   日本人には責める資格はない
   消滅した肉体を拝む慣習
   カラを拝んでいる
   自分の魂がこの世で求めているもの

六、間違いに気づかないという間違い
   墓は死者の住むところか
   死んだら無になるゼロになる
   先祖代々とは都合が良すぎる
   女性が欠落した家系図なんて
   拝んで助けてもらう

七、供養とは魂と魂の触れ合い
   子供のほうが立派な生き方をしている
   本当のことはなかなか学べない
   子供のおかげで安らかさを知る

八、治ればそれでもう良いのか
   真実はただ一つ
   供養なんて当然の務め
   治るという喜びとは

 

著者紹介

■ 萩原玄明(はぎわら げんみょう) ■

 

昭和10年11月8日、東京都八王子市の菅谷不動尊教会の次男として誕生。現在は八王子市の宗教法人・長江寺住職。供養による死者の完全なる成仏と、世の人々の正しい生き方を説いて全国的な活動を展開中。

 主な著書に「死者たちからの映像通信」「御佛と死者と」 「精神病は病気ではない」 「死者は生きている」 「精神病が消えていく」 「死者からの教え」「あなたは死を自覚できない」 「これが霊視、予知、メッセージだ」 「あなたも自殺しますか?」「心を盗まれた子供たち」 等がある。

 

読者の声

 

おすすめの本

痴呆症、鬱病、ADHDに克つホスファチジルセリン


精神病が消えていく


死者からの教え


あなたは死を自覚できない


これが霊視、予知、メッセージだ


人はなぜ生まれいかに生きるか

 

 


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