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■ ハート出版の健康書 ■


楽しくなければ介護じゃない!

介護職を始める人の必須読本


介護の「基本」と「心構え」を適切にアドバイス
プロもアマもなるほど納得!

寝たきり、ぼけ、わがまま…相手はマニュアルどおりに対応してくれません。
だからこそ、教科書では教えてくれない知恵が必要なのです。


五味常明・須藤彰 著 2003.05.28 発行  

ISBN 4-89295-474-8 C2077 四六並製・240頁・定価 1430円(本体 1300円)

 

はじめに

楽しくなければ介護じゃない!

 いまは高齢化の時代と言われます。
 けれども、高齢者という名前の老人はいません。
 どのお年寄りにも、それぞれに人生があり、思い出があり、そしてなにより、いまを生きる生活があります。
 そのお年寄りを、社会みんなで支えていこうというのが、介護の現場です。
 介護は、介護する側とお年寄りとの、お互いの顔が見える関係を基本にして成り立つものです。つまり介護のよし悪しは、介護する側とお年寄りとが、どのような関係をつくれるかに、かかっているのです。
 ところが介護の現場では、とくに初心者ほど、人間関係の大事さよりも技術的なことに意識がかたよりがちです。
 この本は、介護の仕事を始めようとする人が、これから直面するであろうさまざまな問題を、高齢者との人間的な「かかわり」という側面から、読者のみなさんと一緒に考えていこうとするものです。
 構成は、高齢者施設で介護職を勤めた須藤章が、介護の現場のさまざまな実例や経験者の声を集め、さらに高齢者デイサービスで通所ケアにたずさわってきたわたし(五味常明)の運営経験を加えた合作になっています。二人の異なった経験と視点でバランスを取りながら、介護の人間関係の基本となる考え方や見方を、わかりやすく説明しました。
 序章は、介護の仮想体験です。
 「介護職ってどんなものかなあ」と思っている人は、本文に登場するケンジ(新人)に自分を重ねて、イメージを膨らませてください。
 一章は、実際の介護で出会う問題や疑問を、序章で登場したケンジ君とベテラン主任とがトークショー形式で答えています。読者は会話に参加したつもりで読んでいただきたいと思います。それと同時に、わたしがドクターコメントとして別の角度から答えました。介護の理念という面から参考にしてください。
 二章は、コミュニケーションの基本である、声と身体を効果的に使う技術についてふれました。介護技術とは異なる、もうひとつの技術も体得してください。
 どんな仕事でもそうですが、基本の考え方がしっかりしていれば、少々の間違いはあっても、大ケガにはなりません。ちょっと見た目にはわかりにくい道でも、基本の考え方を杖にして焦らず歩いていけば、道は拓けるものです。
 介護の世界はじつに奥が深く、ときに方向を見失うこともあるかと思いますが、この本に書いてあることを杖にして、ゆっくりと進んでいってください。

 

目 次

はじめに

序章・介護の仮想体験


1章 これから介護を始める人へ

1 介護の楽しさってなんですか?
2 介護職に適性はあるのでしょうか?
3 介護業界は就職難ですか?
4 働き盛りで介護に転職するには
5 定年退職後の介護職を考えています
6 介護職に就くには、資格は有利でしょうか?
7 研修と現実は違うのですか?
8 親の介護にもヘルパーの知識は必要ですか?
9 ケアマネージャーの見分け方
10 痴呆になりやすいタイプとは?
11 暗い人間はヘルパーになれませんか?
12 母が六十代で痴呆になってしまって……
13 どうして老人に幼児言葉なの?
14 がんばらないという流儀
15 抜きさしならぬ関係に
16 生活者のケアとはなんですか?
17 むずかしいリクエストが多すぎて
18 老人を甘やかすなと言われたのですが
19 ゴミを捨てたら怒られた
20 かたづけはデリケートに
21 施設に入った母が帰りたがるのですが
22 人の振り「して」わが身をなおせ
23 うまく声がかけられない
24 いつまでたっても仕事が覚えられない
25 リハビリ嫌いのお年寄りを連れ出すには
26 母がわたしを忘れてしまった
27 介護現場のセクハラは、どうすればよいのですか?
28 介護を拒否するお年寄りについて
29 お年寄りが相手をしてくれない
30 医療や福祉との連携のしかたについて


2章 身体コミュニケーションのコツ

(1) まずは手足の準備
(2) 身体の動きを相手にあわせる
(3) 姿勢を開くと心も開く
(4) 対話やお世話する位置も大切
(5) 目の妙味
(6) 声の使い方
(7) 距離のとり方
(8) ボリュームの調整
(9) 声のトーン
(10) 声のスピード
(11) 手を当てる

・おわりに

 

おわりに

 介護職。
 この言葉が、わたしは大好きです。
 「医療職」や「行政職」といったほかの職種の呼び名と違い、なにか心地よいひびきがあるからです。
 この本の原稿を書き終えたいま、その理由がわかりました。
 それは、介護職が人間関係を基本としているからです。
 人と人との関係が希薄になった現代社会で、職業として人間関係を深めることができるあなたを、わたしは幸福だと思います。

 数年前には、名前すらなかった「介護職」という新しい世界が、いま大きく広がろうとしています。ときに険しい道もあり、不安も多いことでしょうが、杖を何本も抱えて歩く必要はありません。丈夫で使いやすいものが一本あれば十分です。
 この本ではそういう杖になるような介護の基本の考え方をくり返して、みなさんに説明しました。いまはまだピンとこないかもしれません。でも、いろいろな現場に接して、悩んだときには、またこの本を開いてみてください。「なるほど、こうだったのか」と感じていただければ著者として、このうえない幸せです。
 新しい世界に踏み出した介護職のみなさん。どうぞ、誇りをもって道を拓いてください。

 

読者の声

 

著者紹介

 五味常明(ごみ つねあき)

 

医学博士
五味クリニック院長
体臭・多汗研究所所長

1949年、長野県生まれ。一橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。
体臭・多汗治療の現場で実践。ワキガの治療法として、患者が手術結果を確認できる「直視下剥離法(五味法)」を確立。TVや雑誌でも活躍中。
主な著書・監修書に「体臭恐怖」「デオドラント革命」「新・もう汗で悩まない」「楽しくなければ介護じゃない!」「目からウロコの「男の子」育て」「岩盤浴の秘密」「介護・臭いで困っていませんか」(共著・講談社)「40代からの気になる口臭・体臭・加齢臭」(監修・旬報社)「読むだけで汗が少なくなる本」(講談社)「汗をかけない人間は爬虫類化する」(祥伝社)などがある。

 

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