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■ 田舎暮らしの本 ■


謎の田舎政治


これからは田舎暮らしがおもしろい!シリーズ


吉津耕一 著 1996.04.03 発行  

ISBN 4-89295-077-7 C0039 A5並製・207頁・定価 1708円(本体 1553円)

 

内容紹介

謎の田舎政治――田舎の過疎化の原因は、旧態依然とした政治の体質にある!若者が戻り都会の人が遊びに来る町づくりを提案

 

 田舎の過疎化の原因は、旧態依然とした政治の体質にある!いつまでたっても「あと一〇年」。夢も希望もない公共事業。選挙に金を使うのは当たり前。反対が多くても押し通す。地縁、血縁、金縁優先の政治方針。出る杭はつぶされる。摩訶不思議がまかり通る田舎政治、これを変えなきゃ田舎は一生変わらない。若者が戻り、都会の人が遊びに来る文化・町づくりを提案する過激でアブナイ本。

 

目 次

 

一章 わたしと田舎の二十年戦争

  ふるさとは病気になって帰るとこ

  農園民宿構想 出稼ぎアルバイト

  田舎の株式会社

  気も休まらない田舎の休日

  米作りをやめた日

  補助金はもらった者勝ち

  十二年後のたもかく

  ログハウスの古書店

  出る杭は打たれる

  断絶の世代―母の死

  田舎のペンは圧力に弱い

  田舎の選挙は精神格闘技だ

  出る馬はつぶされる

 

二章 謎だらけの田舎政治

  いつまでたっても「あと十年」

  選挙と金の深い結びつき

  選挙の後始末に四苦八苦

  あきれる過疎対策費の使い道

  農業予算が農家を苦しめる

  誰も知らない報告書

  壊さなきゃ予算がつかない

  反対が多くても押し通す

  寒い時期に集中する土木仕事

  見当外れな税金の殿堂

  夢のかけらもない公共工事

  謎のキャンプ場

  謎の温泉ホテル

  謎の姉妹都市

  政治家の体型

  染まった朱は落ちにくい

  田舎の人は政治が大好き

 

三章 不思議な田舎の文化

  うわさは光よりも速い

  妙な盾板は誰のため

  センスなき公営イベント

  豊かな生活貧しさ会話

  座敷と御先祖様

  居間の座標軸

  結婚式は大芸能大会

  折り詰めに手は出せぬ

  町営住宅の入居基準

  国際交流の効果

  年寄りと若者の田舎観

  村で一番の建物

 

四章 わたしの田舎改造論

  選挙を変えたい

  政治を変えたい

  農林業を変えたい

  商工業を変えたい

  公共事業を変えたい

  土地行政を変えたい

  田舎の文化を変えたい

  はじめてなのになつかしい街

 

 

 

著者紹介

 吉津耕一(きつ こういち) ■

 

昭和28年、福島県生まれ。同47年、法政大学夜間部入学。学業の傍ら多数のアルバイトを経験しつつミニコミ誌発行。 昭和50年、地元にリターン、民宿を経営。昭和56年「只見木材加工協同組合」に就職。 株式会社「たもかく」を設立し《民家再生》《森林株主運動》《一坪プレゼント》キャンペーンを展開。その後も《グリーンパスポート》《ナチュラルトラスト》《本と森の交換》など、数々のユニークな企画を実現させ、都会と田舎の相互乗り入れ活動に日々奔走。“はじめてなのになつかしい街”づくりを目指している。
 著書に「これからは田舎暮らしがおもしろい」「これからは田舎暮らしがおもしろい2」「田舎の買い方暮らし方」「謎の田舎政治」「田舎で仕事」「田舎暮らし夢の家」(ハート出版)、「田舎売ります」(ダイヤモンド社)「本、森に帰る」「草の根資本主義って何?」(農文協)「ポンプ小屋の月光仮面」(長崎出版)などがある。

 

ニュース

2002.09.16

福島・只見で「森の里親」制度 …原野を開墾 収穫の喜び味わって(産経新聞2002.09.16)

 

読者の声

 

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