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■ ドキュメンタル童話シリーズ犬編 


愛された団地犬ダン

目の見えない犬、小学校の石像になる

テレビ、雑誌、新聞で大反響。
映画のモデルにもなった感動のエピソード、待望の続編!

「盲導犬は目の見えない人を助けるのに
なぜ目の見えない犬を助けてはいけないの?」
少女たちの言葉が、大人を動かし、団地のルールを変えた!
日本中を感動の渦に巻き込んだ「あの犬」のその後。

秋田県よい本をすすめる会特選図書


小学校中学年以上向き


関 朝之 作 平林いずみ 画 2006.07.07 発行  

ISBN 4-89295-537-X C8093 A5上製・144頁・定価 1320円(本体 1200円)

 

はじめに

愛された団地犬ダン

平成十七年十一月四日、愛媛県松山市立潮見小学校で、「目の見えない犬」の物語を永遠に語り継ぐためのモニュメントの除幕式が行われました。

〈モニュメントになるなんて、どんな立派な犬なのだろう……〉──この犬のことを知らない人は、そう思うかもしれません。けれども、この犬は、人を助けるために大活躍した犬でもなければ、ビックリするような大冒険をした犬でもありません。それどころか、人に救われ、二十畳ほどのスペースから外に出たことのない犬です。一般的に、そのような犬がモニュメントになることは、まず考えられません。

それでも、この日の除幕式にはたくさんの大人たちがかけつけ、多くの子どもといっしょに、石像でできた犬の姿を笑顔で見つめていました。

〈でも、なんで、その犬はモニュメントになったの?〉──この「犬の物語」を聞いたことのない人は、そんな疑問を持つことでしょう。

〈えっ、あのダンがモニュメントになったんだ……〉──この「犬の物語」を知っている人は、そんなふうに驚いているかもしれません。

そう、石像になった犬の名前はダンといって、団地の敷地のなかで飼われている目の見えないオス犬です。

それにしても、なぜ「人に助けられただけの犬」が、多くの人たちに喜ばれながらモニュメントになったのでしょうか? 逆に言えば、なぜ多くの人たちは、「人に助けられただけの犬」を石像にしようと思ったのでしょうか?

そんなことを心のすみに置きながら、この『愛された団地犬ダン』を読んでもらえたら、うれしく思います。

この本に描かれているのは、「立派な犬」がくりひろげた物語ではなく、「一匹の捨て犬」と周囲の人々がおりなした物語です。

 

 

目 次

 

 

      はじめに


      イベントの日の朝

      人々に広がる「ダンの物語」

      ダンに会えた夏

      花なら持っていくことができるんだ

      ダンが望んでいること

      団地にあふれる「感謝の言葉」

      じっちゃんの授業

      想いをこめた石像

      有名な犬の飼い主はつらいよ

      生きているうちに記念碑を作る意味

      やっかいものの恩返し

      もう一つのモニュメント

      “ふたり”にとって「最高の日」


      おわりに

 

 

著者紹介

 関 朝之(せき ともゆき) 

 

1965年、東京都生まれ。城西大学経済学部経済学科、日本ジャーナリストセンター卒。仏教大学社会学部福祉学科中退。スポーツ・インストラクター、バーテンダーなどを経てノンフィクション・ライターとなる。医療・労働・動物・農業・旅などの取材テーマに取り組み、同時代を生きる人々の人生模様を書きつづけている。2006年、「声をなくした『紙芝居やさん』への贈りもの」で「第1回子どものための感動ノンフィクション大賞」優良作品賞受賞。
著書に
瞬間接着剤で目をふさがれた犬 純平』(ハート出版)
えほん・めをふさがれたいぬ じゅんぺい』(ハート出版)
タイタニックの犬 ラブ』(ハート出版)
救われた団地犬ダン』(ハート出版)
えほん・だんちのこいぬダン』(ハート出版)
のら犬ティナと4匹の子ども』(ハート出版)
ガード下の犬ラン』(ハート出版)
高野山の案内犬ゴン』(ハート出版)
のら犬ゲンの首輪をはずして!』(ハート出版)
学校犬マリリンにあいたい』(ハート出版)
植村直己と氷原の犬アンナ』(ハート出版)
愛された団地犬ダン』(ハート出版)
いのちのバトンリレー』(ハート出版)
『歓喜の街にスコールが降る』(現代旅行研究所)
『たとえば旅の文学はこんなふうにして書く』(同文書院)
『10人のノンフィクション術』(青弓社)
『きみからの贈りもの』(青弓社)
『出会いと別れとヒトとイヌ』(誠文堂新光社)
など。

 

■ 画家紹介・平林いずみ(ひらばやしいずみ) ■

 

1975年、長野県生まれ。懐かしさや素朴さをテーマに、人物の表情や情景を生かしたノスタルジックな作風の絵画・イラストを得意とする。銀座ギャラリーフォレストで個展を開催する他、雑誌・書籍等でイラストを制作。99年講談社アートコンテスト児童図書出版賞受賞。イラスト掲載作品は、『ほたる先生と「とべないホタル」たち』 『のら犬ゲンの首輪をはずして!』『愛された団地犬ダン』(ハート出版)、 『うたいつぎたい名作どうようえほん』(講談社)、『その瞬間の言葉が子どもを変える』(PHP研究所)他、多数。

 

 

読者の声

 

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